蜀犬 日に吠ゆ

2010-08-02

[][][]古今和歌集を読む 夏歌(その12) 19:20 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 夏歌(その12) - 蜀犬 日に吠ゆ

夏歌

      きのつらゆき


156 夏の夜の 臥すかとすれば郭公鳴く一こゑにあくるしのゝめ

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

156 一第五句の「あくる」に係る。 二横になったと思うと。 五夜明け方。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 最近の熱帯夜がまさにそうで、寝付けない、寝苦しい、などとうんうんうなっているうちに白々と夜は明け、ラジオでは体操が始まり、そのあと子ども科学電話になり、ああ、今日も猛暑であるわなあ、という気持ち。


夏歌

      みぶのたゞみね


157 暮るゝかとみればあけぬる夏の夜を あかずとやなく 山郭公

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫
佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

157 一~三夏の夜の短いようすをいう。 四飽き足りないといって鳴くのか。

 しかし寝苦しいとはいえやっぱり寝ているのでしょうから、ホトトギスが鳴くのは日中なのでしょうねえ。夜になったかと思えばまたすぐ明け方となり、ああ今日ももうしょであるわなあ、ホトトギスも鳴くわなあ、という気持ち。