蜀犬 日に吠ゆ

2010-08-08

[][]ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫(その13) 22:04 はてなブックマーク - ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』創元SF文庫(その13) - 蜀犬 日に吠ゆ

 それはさておき本文。

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    • ハントは月理学者スタインフィールドと情報を交換し、「月半球不整合」の情報を整理する。
      • 月面の裏側は、5年前に数十億トンの岩石、土砂で埋め尽くされた。
      • ハントは、それを宇宙戦争の痕跡と推理し、5年前に表側にできた不整合クレーターの調査を開始する。
    • ハントは報告書で宇宙戦争の可能性を指摘する。

[][][]古今和歌集を読む 夏歌(その16) 20:27 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 夏歌(その16) - 蜀犬 日に吠ゆ

   ほとゝぎすの鳴きけるをきゝてよめる   みつね


164 郭公 我とはなしに卯の花のうき世の中に鳴きわたるらん

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

164 二お前はこの私ではないのに。 三同音で「う」を導く枕詞であるが、時節を示してもいる。 四五私が憂き世の中で泣き続けているように、どうして、鳴いて飛び渡っているのだろう。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

夏歌

   はちすの露を見てよめる   僧正遍照



165 蓮葉の にごりにしまぬ心もて ににかは露をたまとあざむく

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

165 蓮―実の形がハチの巣に似るので「はちす」。 二三泥水の濁りに染まない清い心をもって。 四五どうして置く露を玉に見せて、人の目をだますのか。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 この件に関して言えば、騙される僧正の心が濁っているからだと思います。はちすの方で「どうや、坊(ぼん)さん、この玉特級品やでぇ、買わんかい」とか言ってきたならそれは詐欺ですけれども、このケースは僧正の方から「わあ何てきれいな玉なんだ」とふらふら近づいて、「なんだい、ただの露じゃないか! だましたな! 僕の純真な心を玩んだんだな!」とかなんくせをつけたように見えます。蓮の方でもこまっているのではないでしょうか。


夏歌

   月のおもしろかりける夜、暁がたによめる   ふかやぶ


166 夏の夜はまだよひながら明けぬるを 雲のいづこに月やどるらん

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

166 二まだ宵のうちのまま。 四五雲のどこに月が宿っているのだろう。これでは西の山にたどり着くひまがないだろうという気持。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 まあ寝苦しいので寝床の中で煩悶しているうちに朝になってしまったという気持ちはわかりますが、それでも結構寝ているものですよ。

 寝覚めも不愉快なんですよねえ。