蜀犬 日に吠ゆ

2010-08-10

[][][]古今和歌集を読む 秋歌上(その1) 20:13 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 秋歌上(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ

秋歌上

   秋立つ日よめる   藤原敏行朝臣



169 秋きぬと目にはさやかに見えねども 風の音にぞおどろかれぬる

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

169 二三目にはその様子がはっきりと見えないけれども。 五秋が来たと感じずにはいられない。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 風は、変わりますよね。残暑は残暑できびしいのですけれども。


秋歌上

   秋立つ日、うへのをのこども、賀茂の河原(かはら)に川逍遙(かはせうえう)

   しけるともにまかりてよめる   つらゆき


170 河風のすゞしくもあるか うちよする浪とともにや秋はたつらん

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

170 うえのをのこども―殿上人たちが。 ○賀茂―賀茂川。 ○川逍遙―川辺で遊ぶこと。 ○ともにまかりて―お供について行って。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 まあ京都も盆地ですから残暑はまだまだつづきますよね。川涼みに行くのもその証しといったところでしょうか。