蜀犬 日に吠ゆ

2010-08-22

[][][]古今和歌集を読む 秋歌上(その6) 19:16 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 秋歌上(その6) - 蜀犬 日に吠ゆ

秋歌上

   なぬかの夜の暁によめる   源むねゆきの朝臣


182 今はとてわかるゝ時は 天の川わたらぬさきに袖ぞひちぬる

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

182 夜が明けて別れてゆく彦星の気持。川の波でぬれる前に、涙で袖がぐしょぐしょだ、という気持。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 おっと珍しく彦星サイド。待つ織女、別れたくない彦星。という役割分担かしらん。まあ別れたくない織女の歌もありましたが。

秋歌上

   やうかの日よめる   みぶのたゞみね


183 けふよりは 今こむ年の昨日をぞ いつしかとのみ まちわたるべき

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

183 やうかの日―七月八日。 二三来年の七月七日を。 四早く早くとばかり。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

 これは織女彦星両者の一致した気持ちでしょうね。で、また立秋頃になるとそわそわする、と。

 一連の七夕ものは、ここで一段落。