蜀犬 日に吠ゆ

2010-08-25

[][][]古今和歌集を読む 秋歌上(その9) 21:25 はてなブックマーク - 古今和歌集を読む 秋歌上(その9) - 蜀犬 日に吠ゆ

秋歌上


192 さ夜なかと夜はふけぬらし かりが音の聞ける空に月わたる見ゆ

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

192 一今は真夜中というように。雁の声で見上げた空の月の様子から推定。 ○万葉集巻九、一七〇一の歌と同形。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

秋歌上

   これさだのみこの家の歌合によめる   大江千里


193 月みればちゞにものこそかなしけれ わが身ひとつの秋にはあらねど

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

193 題詞→一八九。 二あれこれと限りもなく。第四句の「ひとつ」と対照。 四五→一八五・一八六

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

秋歌上

      たゞみね


194 久方の月の桂も秋はなほもみぢすらばや てりまさるらむ

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫

194 秋の月が他の季節よりも「てりまさる」のに対して、月の中の桂も、秋はやはり紅葉するからだろうか、と想像したもの。 一枕詞。

佐伯梅友校注『古今和歌集』岩波文庫