蜀犬 日に吠ゆ

2010-09-18

[][][]橋本治『恋の花詞集』ちくま文庫 22:26 はてなブックマーク - 橋本治『恋の花詞集』ちくま文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 歌謡曲。興味ありました。で、いま読み返すとそれがしみじみ分かる。

恋の花詞集―歌謡曲が輝いていた時 (ちくま文庫)

恋の花詞集―歌謡曲が輝いていた時 (ちくま文庫)

 日本の音楽のメインストリームは歌謡曲だった時代がありました。明治の西洋音楽受容の時代から西洋音楽そのものが日本に入ってくる(ビートルズですよね、橋本先生は言わないけど)まで、日本の音楽は「歌謡曲」を牽引車にしていたのです。

 橋本治の音楽観は私とはだいぶ遠いところにあるので、私は「色恋沙汰」を歌謡曲とは認めがたいで「艶歌」に分類したいのですが、日本は上古以来芸術といえば色恋沙汰ばかりであったとする橋本治に反対したいところであります。そういうことを言い出したらきりがないのではありますが。戦後のロシア歌謡も詳しくないし、「インターナショナル」を歌えず「抜刀隊」大好きなサヨクって、私も私でデタラメなので価値観の違いぐらいはどうでもいい。


 で、橋本氏があとがきでいうに、歌謡曲のCDは通信販売が充実しとる、と。これはけっこう大切な情報ですよ。書籍にしてもCDにしても、田舎の人間にはいろいろ不満がありますからね。著作権に敬意を払いたくてもそれができない人もいるんです。