蜀犬 日に吠ゆ

2010-09-20

[][][]影武者ダルリアッドのマイダー~~サトクリフ『王のしるし』上 岩波少年文庫(その1) 21:22 はてなブックマーク - 影武者ダルリアッドのマイダー~~サトクリフ『王のしるし』上 岩波少年文庫(その1) - 蜀犬 日に吠ゆ

 ラパー裏表紙より

およそ2000年前のスコットランド。奴隷の剣闘士フィドルスは、不当に王位を追われ盲目にされたダルリアッド族の王マイダーの替え玉として雇われる。士族の運命をかけた戦いのなかで、フィドルスはシダイニ「王」になってゆく。

サトクリフ『王のしるし』上 岩波少年文庫

 替え玉だとなんだか受験のずるみたいでスケールが小さい。影武者でいきたいですよね、ここは。

王のしるし(上) (岩波少年文庫)

王のしるし(上) (岩波少年文庫)

 フィドルスが自由の木剣を得た後、商人シドックと強者ゴールトの計略にかかり、運命のマイダーと邂逅を果たします。

 ところで、マイダーの、この言い回しは、英語のものでしょうか、当時のローマやブリタニアにそういう言い回しがあったのでしょうか。それが気になります。

4 闘鶏の家

「(略)神たちは、人間の上に起こる出来ごとをみて、嘲り笑うものなのかな、ちょうどわれわれがキャベツを踏んづけてすべった人をみて笑うようにな。(略)」

サトクリフ『王のしるし』上 岩波少年文庫

 これ、チャップリン以降であればバナナなのでしょうけれども。ちなみに日本だとスイカなんですよね。英和辞典のキャベツの項を引いてもそういうイディオムは別に載っていないので、未来への宿題。


[][][]孫子を読む 計篇(その2) 20:51 はてなブックマーク - 孫子を読む 計篇(その2) - 蜀犬 日に吠ゆ

将 吾が計を聴くときは、これを用うれば必らず勝つ

計篇

將聽吾計、用之必勝、留之、將不聽吾計、用之必敗、去之、計利以聽、乃爲之勢、以佐其外、勢者因利而制權也、

金谷治訳注『孫子』 岩波文庫

 将 吾が計を聴くときは、これを用うれば必らず勝つ、これを留めん。将 吾が計を聴かざるときは、これを用うれば必らず敗る、これを去らん。計、利として以て聴かるれば、乃ちこれが勢を為して、以て其の外を佐(たす)く。


 将軍がわたしの(上にのべた五事七計)はかりごとに従うばあいには、彼を用いたならきっと勝つであろうから留任させる。将軍がわたしのはかりごとに従わないばあいには、彼を用いたならきっと負けるであろうから辞めさせる。はかりごとの有利なことが分かって従われたならば、(出陣前の内謀がそれで整ったわけであるから、)そこで勢ということを助けとして(出陣後の)外謀とする。勢とは、有利な情況(を見ればそれ)にもとづいてその場に適した臨機応変の処置をとることである。

金谷治訳注『孫子』 岩波文庫
孫子 (1963年) (岩波文庫)

孫子 (1963年) (岩波文庫)