蜀犬 日に吠ゆ

2010-09-20

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 ラパー裏表紙より

およそ2000年前のスコットランド。奴隷の剣闘士フィドルスは、不当に王位を追われ盲目にされたダルリアッド族の王マイダーの替え玉として雇われる。士族の運命をかけた戦いのなかで、フィドルスはシダイニ「王」になってゆく。

サトクリフ『王のしるし』上 岩波少年文庫

 替え玉だとなんだか受験のずるみたいでスケールが小さい。影武者でいきたいですよね、ここは。

王のしるし(上) (岩波少年文庫)

王のしるし(上) (岩波少年文庫)

 フィドルスが自由の木剣を得た後、商人シドックと強者ゴールトの計略にかかり、運命のマイダーと邂逅を果たします。

 ところで、マイダーの、この言い回しは、英語のものでしょうか、当時のローマやブリタニアにそういう言い回しがあったのでしょうか。それが気になります。

4 闘鶏の家

「(略)神たちは、人間の上に起こる出来ごとをみて、嘲り笑うものなのかな、ちょうどわれわれがキャベツを踏んづけてすべった人をみて笑うようにな。(略)」

サトクリフ『王のしるし』上 岩波少年文庫

 これ、チャップリン以降であればバナナなのでしょうけれども。ちなみに日本だとスイカなんですよね。英和辞典のキャベツの項を引いてもそういうイディオムは別に載っていないので、未来への宿題。