蜀犬 日に吠ゆ

2010-09-25

[][][]孫子を読む 作戰篇(その3) 19:37 はてなブックマーク - 孫子を読む 作戰篇(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

敵を殺す者は怒

作戰篇

故殺敵者怒也、取敵之利者貨也、故車戰得車十乗已上、賞其先得者、而更其旌旗、車雜而乗之、卒善而養之、是謂勝敵而強

金谷治訳注『孫子』 岩波文庫

 故に敵を殺す者は怒なり。敵の貨を取る者は利なり。故に車戦に十乗已上を得れば、其の先ず得たる者を賞し、而して其の旌旗(せいき)を更(あらた)め、車は雑(まじ)えてこれに乗らしめ、卒は善くしてこれを養わしむ。是れを敵に勝ちて強を益すと謂う。


 そこで、敵兵を殺すのは、ふるいたった気勢によるのであるが、敵の物資を奪い取るのは利益のためである。だから、車戦で車十台以上を捕獲したときには、その最初に捕獲した者に賞として与え、敵の旗じるしを身方のものにとりかえたうえ、その車は身方のものにたちまじって乗用させ、その兵卒は優遇して養わせる。これが敵に勝って強さを増すということである。

金谷治訳注『孫子』 岩波文庫
孫子 (1963年) (岩波文庫)

孫子 (1963年) (岩波文庫)