蜀犬 日に吠ゆ

2010-09-29

[][][]孫子を読む 謀攻篇(その3) 19:54 はてなブックマーク - 孫子を読む 謀攻篇(その3) - 蜀犬 日に吠ゆ

小敵の堅は大敵の擒なり

謀攻篇

故用兵之法、十則圍之、五則攻之、倍則分之、敵則能戰之、少則能逃之、不若則能避之、故小敵之堅、大敵之擒也、

金谷治訳注『孫子』 岩波文庫

 故に用兵の法は、十なれば則ちこれを囲み、五なれば則ちこれを攻め、倍すれば則ちこれを分かち、敵すれば則能(すなわ)ちこれと戦い、少なければ則能ちこれを逃れ、若かざれば則能ちこれを避く。故に小敵の堅は大敵の擒(きん)なり。


 そこで、戦争の原則としては、(身方の軍勢が)十倍であれば、敵軍を包囲し、五倍であれば敵軍を攻撃し、倍であれば敵軍を分裂させ、ひとしければ戦い、少なければ退却し、力が及ばなければ隠れる。(小勢では大軍に当たりがたいのが常道だからである。)だから小勢なのに強きばかりでいるのは、大部隊のとりこになるだけである。

金谷治訳注『孫子』 岩波文庫