蜀犬 日に吠ゆ

2011-01-25

[][]J.シュミッツ 鎌田三平訳『惑星カレスの魔女』新潮文庫(その2) 19:44 はてなブックマーク - J.シュミッツ 鎌田三平訳『惑星カレスの魔女』新潮文庫(その2) - 蜀犬 日に吠ゆ

 

惑星カレスの魔女 (新潮文庫)

惑星カレスの魔女 (新潮文庫)

 読んでるうちに思い出してきた。途中で、「うわぁ……」的な設定が明らかになって、前に呼んだときに一挙に覚めてしまったシーンがあるのですが、今回も「面白い面白い」と読み進めてちゃんと「うわぁ……」となりましたよ。

  • THE WITCHES OF KARRES
    • パウサート船長が惑星ポーラマで、虐待される女奴隷を救い、買いとってやる。
    • 惑星カレス出身のマリーンは、あと二人の妹もどこかに売られたと明かす。
    • 行きがかり上、船長はザ・リーウィットとゴスも引き取り、惑星カレスを目指す。
    • 三人の少女は実は魔女で、気位が高く、常識がない。魔法で宝石を泥棒して平気な顔をしている。
      • 「いったいぜんたい(グレート・パサムズ・セブンス・ヘル)、こいつはどういうことだね?」パサムって、だれだろう。
    • 船長の宇宙船ベンチャー号は魔女たちによっていろいろ危地に陥るが、彼女たちの「シーウォッシュ・ドライブ」、超空間的航法で切りぬける。
    • カレス星に到着して魔女を家族の元に返し、パウサート船長も故郷ニッケルダペイン共和国へ帰る。
    • 恋人イリーヤとその夫(になっていた)ラポート議員、イリーヤの父アンズウッド議員らの画策で借金を返すことはできず、逃亡者となる。
    • 密航していたゴスの「シーウォッシュ・ドライブ」で、船長は追跡を逃れる。
    • ゴスの説明で、パウサート船長もカレス星の魔女たちと同じようにクラサ・エネルギーとともにあることがわかる。
    • 惑星カレスは、住民たちの力で星ごと移動。
    • 船長とゴスはウルデューン星で交易して今後の方針を立てることとする。
    • メガイアの人食(という異星人?)を撃退しつつ、ウルデューン星へ。


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ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

理法にかなった行い、清らかな行い、これが最上の宝

第二 小なる章

六、理法にかなった行い

二七四 理法にかなった行い、清らかな行い、これが最上の宝であるという。たとい在家から出て家なきに入り、出家の身となったとしても、

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

理法にかなった行い、清らかな行い、これが最上の宝

第二 小なる章

六、理法にかなった行い

二七五 もしもかれが荒々しいことばを語り、他人を苦しめ悩ますことを好み、獣(のごとく)であるならば、その人の生活はさらに悪いものとなり、自分の塵汚れを増す。


二七六 争論を楽しみ、迷妄の性質に覆われている修行僧は、目ざめた人(ブッダ)の説きたもうた理法を、説明されても理解しない。


二七七 かれは無明に誘われて、修養をつんだ他の人を苦しめ悩まし、煩悩が地獄に赴く道であることを知らない。


二七八 実にこのような修行僧は、苦難の場所に陥り、母胎から外の母胎へと生まれかわり、暗黒から暗黒へと赴く。死後には苦しみを受ける。


二七九 あたかも糞坑が年をへると糞に充満したようなものであろう。不潔な人は、実に清めることがむずかしい。


二八〇 修行僧らよ。このような出家修行僧を、実は(家にたよっている人、邪まな欲望あり、邪まな思いあり、邪まな行いをなし、悪いところにいる人)であると知れ。


二八一 汝らはすべて一致協力して、かれを斥けよ。籾殻を吹き払え。屑を取り除け。


二八二 次いで、実は(道の人)ではないのに(道の人)と思いなしている籾殻どもを除き去れ。――悪を欲し、悪い行いをなし、悪いところにいるかれらを吹き払って。


二八三 みずからは清き者となり、互いに思いやりをもって、清らかな人々と共に住むようにせよ。そこで、聡明な者どもが、ともに仲よくして、苦悩を衆滅せしめるであろう。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 無明に誘われて他の人を苦しめる、って表現は何かいいですね。無明に意思があって修行僧を悪に陥れるのか、それとも無明に精神を奪われてそれをしていると知らずに悪をなしてしまうのか。