蜀犬 日に吠ゆ

2011-01-29

[][][]小なる章を読む(その9) 19:42 はてなブックマーク - 小なる章を読む(その9) - 蜀犬 日に吠ゆ

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

昔のバラモンたち

第二 小なる章

七、バラモンにふさわしいこと

二九〇 バラモンたちは他の(カーストの)女を娶らなかった。かれらはまたその妻を買うこともなかった。ただ相愛して同棲し、相和合して楽しんでいたのであった。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

昔のバラモンたち


第二 小なる章

七、バラモンにふさわしいこと

二九一 (同棲して楽しんだのではあるけれども)、バラモンたちは、(妻に近づき得る)時を除いて、月経のために遠ざかったときは、その間は決して婬欲の交わりを行わなかった。


二九二 かれらは、不婬の行と戒律と正直と温順と苦行と柔和と不傷害と耐え忍びとをほめたたえた。


二九三 かれらのうちで勇猛堅固であった最上のバラモンは、実に婬欲の交わりを夢に見ることさえもなかった。


二九四 この世における聡明な性(たち)の或る人々は、かれの行いにならいつつ、不婬と戒律と耐え忍びとをほめたたえた。


二九五 米と臥具と衣服とバターと油とを乞い、法に従って集め、それによって祭祀をととのえ行った。かれらは、祭祀を行うときにも、決して牛を殺さなかった。


二九六 母や父や兄弟や、また他の親族のように、牛はわれらの最上の友である。牛からは薬が生ずる。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 牛から生じる薬は、まあ予想がつきます(牛乳とヨーグルト(ギイ))。註を見ます。

第二 小なる章


二九六 薬――ここでは牛から生ずる五味(panca gorasa)をいう(Pj.)。すなわち乳と酪と生酥(しょうそ)と熟酥と醍醐とをいう。また牛尿を薬として用いることが、若干の典籍に記されている。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 酥と醍醐もありましたか。