蜀犬 日に吠ゆ

2011-01-30

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ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

誤った見解

第二 小なる章

七、バラモンにふさわしいこと

二九七 それら(牛から生じた薬)は食糧となり、気力を与え、皮膚に光沢(つや)を与え、また楽しませてくれる。(牛に)このような利益のあることを知って、かれらは決して牛を殺さなかった。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 ヒンドゥー教ではヴィシュヌの化身だから、と言われますが、仏教はなんだか損得勘定の結果、みたような言い方ですね。

誤った見解


第二 小なる章

七、バラモンにふさわしいこと

二九八 バラモンたちは、手足が優美で、身体が大きく、容姿端麗で、名声あり、自分のつとめに従って、為すべきことを為し、為してはならぬことは為さないということに熱心に努力した。かれらが世の中にいた間は、この世の人々は栄えて幸福であった。


二九九 しかるにかれらに誤った見解が起った。次第に王者の栄華と化粧盛装した女人を見るにしたがって、


三〇〇 また駿馬に牽かせた立派な車、美しく彩られた縫物、種々に区画され部分ごとにほど良くつくられた邸宅や住居を見て、


三〇一 バラモンたちは、牛の群が栄え、美女の群を擁するすばらしい人間の享楽を得たいと熱望した。


三〇二 そこでかれらはヴェーダの呪文を編纂して、かの甘蔗王のもとに赴いていった、「あなたは財宝も穀物も豊かである。祭祀を行いなさい。あなたの富は多い。祭祀を行いなさい。あなたの財産は多い。」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 バラモンの見た目がいいのは、乳製品からタンパク質やカルシウムを摂取しているからでしょうか。