蜀犬 日に吠ゆ

2011-02-08

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ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

暗闇の中で灯火をかかげるように

第二 小なる章

七、バラモンにふさわしいこと

 このように説かれたときに、大富豪であるバラモンたちは、師にいった、

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 バラモンの堕落で屠られる牛。牛肉は食べなくても、儀式の犠牲にはしたんですね。

第二 小なる章

七、バラモンにふさわしいこと

「すばらしいことです! ゴータマ(ブッダ)さま。すばらしいことです! ゴータマさま。あたかも倒れた者を起すように、覆われているものを開くように、方角に迷った者に道を示すように、あるいは『眼ある人々は色やかたちを見るであろう』といって暗闇の中で灯火をかかげるように、ゴータマさまは種々のしかたで理法を明らかにされた。ここで、われらはゴータマさまに帰依したてまつる。また真理と修行僧のつどいに帰依したてまつる。ゴータマさまは、われらを在俗信者として、受け入れてください。今日から命の続く限り帰依いたします。」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 「三帰依」が出てきましたね。

 サンスクリットですと

第一講 『ダンパマダ』への入り口

[礼拝文]

Namo Tassa Bhagvato Arahato Samma - Sambuddahassa.

ナモー タッサ ヴァガヴァトー アラハトー サンマー サンブッダッサ

(阿羅漢であり、正自覚者であり、福運に満ちた世尊に、私は敬礼したてまつる)

[三帰依文]

ブッダン・サラナン・ガッチャーミ(私は仏陀に帰依いたします)

ダンマン・サラナン・ガッチャーミ(私は法[真理]に帰依いたします)

サンガン・サラナン・ガッチャーミ(私は僧[仏教者の共同体]に帰依いたします)

釈徹宗『いきなりはじめるダンマパダ』サンガ

 ですから、「ブッダに帰依します」ですが、スッタニパータですと、「ゴータマさまに帰依したてまつる」なので、パーリ語経典のころは、世尊が名指しで呼ばれていたんですね。大富豪のバラモンたちであったから上位から呼びかけたのかもしれません。