蜀犬 日に吠ゆ

2011-02-14

[][][]小なる章を読む(その18) 「一一、ラーフラ」 22:26 はてなブックマーク - 小なる章を読む(その18) 「一一、ラーフラ」 - 蜀犬 日に吠ゆ

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

尊敬

第二 小なる章

一一、ラーフラ

三三五 (師(ブッダ)がいった)、「ラーフラよ。しばしばともに住むのに慣れて、お前は賢者を軽蔑するのではないか? 諸人のために炬火をかざす人を、汝は尊敬しているか?」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

註。ラーフラ。

一一、ラーフラ

 ラーフラ――釈尊が故郷カピラヴァットゥへ帰ったときに一子ラーフラを出家せしめ、成年に達したときにサーリプッタがかれに完備した戒律を授けたという。ところでラーフラは生まれ(jati)が良かったことなどの故に、サーリプッタを軽蔑する傾きがあったという。開祖の実子であるという気持が、かれをしてつけ上がらせたのであろう。そこで次の対話が伝えられている。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 まあ普通慢心しますよね。そこですかさず釘を刺しておくブッダ。

第二 小なる章

一一、ラーフラ

三三六 (ラーフラは答えた)、「しばしばともに住むのに慣れて賢者を軽蔑するようなことを、わたくしは致しません。諸人炬火をかざす人を、わたくしは常に尊敬しています。」

 以上、序の詩

三三七 「愛すべく喜ばしい五欲の対象をすてて、信仰心によって家から出て、苦しみを終滅せしめる者であれ。

三三八 善い友だちと交われ。人里はなれ奥まった騒音の少いところに坐臥せよ。飲食に量を知るものであれ。

三三九 衣服と、施された食物と、(病人のための)物品と坐臥の所、――これらのものに対して欲を起してはならない。再び世にもどってくるな。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫

 お前が呼んだんだろうが……