蜀犬 日に吠ゆ

2011-04-26

[][]あずまきよひこ『よつばと!』9 電撃コミックス かんそう(その7の3) 19:31 はてなブックマーク - あずまきよひこ『よつばと!』9 電撃コミックス かんそう(その7の3) - 蜀犬 日に吠ゆ

 まぁだから、なんだ、あれだ、しまうー(風香組)回とやんだ回を交互にやってくれればいいよ。よつばはわりとどうでもいい。

よつばとやきにく! かんそう その3

 ジャンボに夢を与えるやんだ。というか、別に狙うとかアタックするとか言ってないのに気を回すジャンボは考えすぎだと思う。というかやんだはチャラ男キャラ扱いなのでしょうか。いじられキャラなのもそのためか。

 とーちゃんは何でやんだに説教したがるのか。そういうギャグの流れがもうあるんでしょうねえ。お祭りの時のとーちゃんとジャンボの格闘ネタみたいに。

 (あとで書く)


[][][][][]春のうた を読む(その32) 18:58 はてなブックマーク - 春のうた を読む(その32) - 蜀犬 日に吠ゆ

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 唐衣(からころも) きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞ思ふ

                  在原業平(ありわらのなりひら)


 平安前期六歌仙の一人。高貴の家柄出身だが、藤原一門の官僚社会でははみ出し者だった。歌才の豊かさに加えて、許されぬ恋を敢えてした色好みの理想家としての逸話でも有名。右は東国流浪の旅の作。三河の八橋(やつはし)で、川べりに咲くカキツバタを見て旅愁たえがたく、その五文字を各句の頭にすえて詠んだ。この技法を折句(おりく)という。唐衣は舶来の美しい衣。それを着てむつみ合った妻を都に残して放浪する嘆きを歌う。

大岡信『折々のうた』岩波新書

 伊勢物語、似而非物語などでお馴染みのカキツバタの歌ですね。


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 淡海(あふみ)の海(うみ)夕波千鳥汝(な)が鳴けば情(こころ)もしのに古(いにしへ)思ほゆ

                   柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)


 『万葉集』巻三。「淡海の海」は琵琶湖。「夕波千鳥」は夕波に遊ぶ千鳥のことで、人麻呂の造語とされる。「しのに」は悲哀で心がしっとり濡れての意。近江の大津には天智帝がたてた都があったが壬申の乱で壊滅した。人麻呂はこの乱後に詩人として大成した人だが、近江におもむいて荒都鎮魂の歌を詠むなど、「古(いにしえ)」の都と人を悲傷する思いがひときわ深かったらしい。右の歌の調べ、そういう心情を巧みに言葉に盛っていて、心にしみる調べがある。

大岡信『折々のうた』岩波新書

 近江大津宮(おうみおおつのみや)って、まだ都城制じゃないんですよねえ。白村江の戦いで敗北したあと、かさにかかった新羅・唐の連合軍が攻め上ってくるのを恐れて東へ遷った、というのは本当かしら。

 鎮魂というのは非常に重要ですよね。これから、こういう文学の力がしばらく問われる時期にさしかかると思われます。

折々のうた (岩波新書 黄版 113)

折々のうた (岩波新書 黄版 113)