蜀犬 日に吠ゆ

2011-08-08立秋

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 「蛋(たん)に遇って明らかなり」

 全四十回をよゆーと思っていましたが、読むほうは進んでも投稿が遅れすぎですね。

第十一回 道法を得て蛋僧 師を訪ね/天書に遇い聖姑 弟を認む

  • 落胆する蛋子和尚
    • 再び白髪の老人に会い、天書は月の光に反射させて写しとるのだと聞く。
      • その者の天命にしたがって天書は紙に写る。
    • 前回石頭陀をやっつけたのは、こうして善根を得るためでしたか。
    • さらに蛋子和尚は「天書を知らんとせば聖姑を尋ねよ」と天啓を得て、聖姑姑を尋ねる旅に出ます。
    • 途中、蛋子和尚は水上歩行の法術を試みて失敗。道術自体への疑問をもちます。
      • まあ、ちらっと見ただけの『抱朴子』をしたり顔で語った結果なのですけれどもね。たぶんこのあと『如意冊』が国士無双をやらかすので、「よい子は真似するなよ」というメッセージだと思います。
  • 一方聖姑姑
    • 楊巡検の奥方、楊奶奶が病気になる。
    • 治癒の術など知らないからやけくそで小便を薬だと言い張る。
      • ところが女狐の小便は薬でした。
        • ご都合主義はいいとして、下品じゃないか?

第十一回

もともと薬性本草に狐尿という一条がありまして、寒熱瘟瘧(おんぎゃく)を主治すとございますが、偶然、符合いたしましたわけです。楊奶奶は夜半になりますと、にわかに気分がよくなり、湯水をほしがりました。楊巡検は天にも昇らんばかり喜んで、聖姑姑を称讃してやみません。

馮夢竜 太田辰夫『平妖伝』大系36 平凡社
  • 感謝する楊巡検に、聖姑姑は仏会(ぶつえ)を呼びかける
    • 大勢詰めかけるなかに蛋子和尚もいたが、「蛋」の字に因縁を感じた聖姑姑は、蛋子和尚と面会することを決める。

第六回

  楊に逢って止まり

  蛋(たん)に遇って明らかなり

  人来(きた)って你(なんじ)を尋ぬ

  你 人を尋ねず

馮夢竜 太田辰夫『平妖伝』大系36 平凡社
中国古典文学大系 (36)

中国古典文学大系 (36)