蜀犬 日に吠ゆ

2011-08-24

[][][]無職~~関山和夫『落語名人伝』白水Uブックス 20:25 はてなブックマーク - 無職~~関山和夫『落語名人伝』白水Uブックス - 蜀犬 日に吠ゆ

関東の巻・近世(江戸時代)

桜川慈悲成
理くつ

 やくにたたぬむすこ、飯を喰(くら)っては二階へあがり、一日寝てばかりいるゆえ、親父大いに腹をたて

 「やいやい、せがれ、われはまあ飯を喰(くろ)うて寝てばかりおるが、そのように身を持ったらば思いやられたものじや、何か役にたつことをして銭をとることを考えてみろ」

 「わたしも銭をもうけることをこの間から考えております」

 「飯を喰っては寝、喰っては寝して、何が銭もうけになられるものだ」

 「せめて牛になって、車でも引きましょうと存じて」

関山和夫『落語名人伝』白水Uブックス

 伜の台詞って、平成でも通じそうですねえ。引用元である桜川慈悲成の『軽口噺』は(享和三年*1)ですけど、日本語ってあまり変化なかったのかしら。(親父の言葉は江戸っぽいですけどね)

落語名人伝 (白水Uブックス)

落語名人伝 (白水Uブックス)

*1:A.D.1803