蜀犬 日に吠ゆ

2013-09-27

[][]小川剛生『足利義満 公武に君臨した室町将軍』中公新書 00:20 はてなブックマーク - 小川剛生『足利義満 公武に君臨した室町将軍』中公新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

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目次

はしがき
序章 ……3
  • 室町将軍の履歴書 義満の経歴 室町殿とは 儀式に熱中する室町殿 多彩きわまる事跡
第一章 室町幕府と北朝 ……15
  • 父母のこと 播磨への避難 斯波高経の幕政復帰 春日神木の入洛 後光厳天皇の親政 将軍親裁と中殿御会 政務譲与と受衣 頼之の執政 山門の嗷訴 公武交渉のルート 院政の挫折 最初の参内 猿楽流行・世阿弥の登場 日野業子との結婚 二品局宣子――もう一人の「母」
第二章 宇近衛大将という地位 ……46
  • 神護寺三像は室町将軍か 描かれた衛府太刀 肖像に潜む願望 大将にはなりたいが…… 武家大将への期待 空想の仮名日記 右近衛大将となる 排賀に向けて練習開始 大樹扶持の人 室町第の造営 排賀の日 義満像の和讃歌
第三章 武家にして内大臣 ……70
  • 康暦の政変 嗷訴の解決 宮廷行事の再興 室町第行幸 官位の推挙と武家家礼 任大臣節会と室町殿家司 相国寺の建立 公武の軋轢 聖蓮の至極 上臈局――治天の君と室町殿の媒介役 准三后と書礼礼義満の立場と評価
第四章 室町将軍の学識 ……96
  • 将軍の和歌 義満の狂歌 将軍の読書 四書の講読 室町殿文談と四書の末疏 和漢聯句の流行 至徳三年秋和漢聯句 「知」の基盤の共有 「唐物」と和漢聯句 「唐名」も和名の一種 年号と義満――韻鏡のいたずら
第五章 寵臣と稚児 ……124
  • 「愛悪掲焉、貧富顕然たり」 近衛道嗣との交流 洞院公定の反抗 飛鳥井雅縁の出家 二条為右の最期 「虎狼」か「大猿」か 随従する三門跡 青蓮院尊道 聖護院道意 三宝院満済 門跡文化圏 金襴の袈裟――装われる身体 囲繞する稚児 慶御丸と御賀丸 正徹と尭孝
第六章 地域権力の叛乱と掌握 ……152
  • 「関東の人謙遜太だ過ぐ」 公方と管領 「殷に三仁あり」 九州探題今川了俊 探題は将軍の分身 了俊の文学活動 「関東の事をば万事を聞かるる様に候」 守護と大名 「横暴な」大名と「弱腰の」将軍 義満の諸国遊覧 明徳の乱
第七章 応永の乱と難太平記 ……177
  • 西国大名の雄大内氏 鹿苑院西国下向記 義弘の驕慢 二条摂関家の没落 堺落城 平井道助の深謀遠慮 盛見の嗣立 了俊の召還 難太平記の難しさ
小川剛生『足利義満 公武に君臨した室町将軍』中公新書

 この辺がわからないと、コナン先生の「日本史は室町から……」というのはわからないのでしょう。学問の道は、遠い。

足利義満 - 公武に君臨した室町将軍 (中公新書)

足利義満 - 公武に君臨した室町将軍 (中公新書)


[][]武光誠『天皇の日本史』平凡社新書 20:32 はてなブックマーク - 武光誠『天皇の日本史』平凡社新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

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はじめに

第一章 天皇の聖性の起源

  • 日本史最大の謎/天皇機関説と天皇不執政論/天皇とローマ教皇
  • 「天皇の怪しい力」/大和朝廷の起源/大和朝廷の日本統一
  • 磐井の乱と聖徳太子/天智朝から天武朝へ/天皇支配の確立
  • 天皇に求められるふるまい/有力神社とのつながり
  • 仏教の最大の保護者/熊野進行と伊勢信仰/天皇の呪性

第二章 「天皇の挑戦」としての院政

  • 白河院政から全国支配は始まる/白河上皇の悪評
  • 院の専横と摂関の専横/藤原氏支配の行き詰まり/望月の和歌
  • 名ばかりの関白/政局の転換/後三条天皇の政治改革
  • 荘園整理令/摂関家の抵抗と敗北/院政へのきざし
  • 天皇家の家長としての上皇/不自然な退位/本格的院政の開始
  • 院近臣と北面の武士/荘園整理と土地政策/密教勢力を把握する
  • 地方政治の転換/荘園と公領と武士/院政をめぐる諸説

第三章 平氏政権と天皇

  • 白河院政の終わり/鳥羽上皇と三人の妻/摂関家の地位低下
  • 中流貴族の没落/東の源氏、西の平氏/保元の乱/武士の世の到来
  • 源氏の敗退/平氏政権へのみち/後白河法皇と平氏の対立
  • 平氏に屈服した摂関家/おごる平氏/事実無根の鹿ヶ谷事件
  • 高まる平氏への反感/平氏政権の特性

第四章 皇室を敬遠した鎌倉殿

  • 以仁王の挙兵/源氏の旗揚げ/軍政下におかれた京都/平氏滅亡
  • 頼朝と義経/頼朝の強硬姿勢/鎌倉幕府は何を目ざしたか
  • 主語・地頭の設置/後白河院政の終わり/源氏、三代で滅ぶ
  • 承久の乱とは何だったのか/戦後処理と西国支配/神国思想の高まり
  • 幕府に圧迫される大寺社/元寇と神風

第五章 後醍醐天皇の野望と挫折

  • 分裂した天皇家/北条氏の得宗専制政治/伊勢神道と商工民
  • 悪党化する地方武士/鎌倉幕府の悪党攻撃/聖王待望論
  • 院政の終わりと後醍醐天皇の登場/鎌倉幕府の滅亡
  • 建武の新政の失敗/足利尊氏の挙兵/室町幕府の成立
  • ばさら大名と国人/北朝の天皇/義満は皇位を望んだか
  • 形式的な天皇の権威

第六章 江戸幕府と「臣下」の意識

  • 私闘に利用される皇室/神社のネットワーク
  • 朝廷の官職を求める戦国大名/戦国大名のお忍び上洛
  • 皇室と対決する織田信長/信長の「天下」概念
  • 信長は天皇を廃したか/朝廷に接近する豊臣秀吉
  • 天下統一と皇室/徳川家康と朝廷の距離/将軍職を望む家康
  • 幕府の一元的支配/徳川氏の外戚政策/皇室を重んじた徳川家光
  • 江戸幕府と神国思想/尊皇思想の源流/将軍はあくまで臣下である
武光誠『天皇の日本史』平凡社新書

 なんというか、目次を書き写したら「読んだも同然」の安心感。全然読めません。

平清盛 (平凡社新書)

平清盛 (平凡社新書)



[][]新田一郎『太平記の時代』講談社学術文庫 20:32 はてなブックマーク - 新田一郎『太平記の時代』講談社学術文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

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目次

序章 「歴史」としての『太平記』 ……9

  • 『太平記』の成り立ち
  • 世界を語る物語

第一章 動乱前夜 ……22
  1. 「蒙古襲来」の遺産
    • 公武間の均衡
    • 戦時体制の構築
    • 戦時体制の平時への延長
  2. 徳政の帰結
    • 徳政――社会構造の再定義
    • 反作用としての「悪党」
第二章 帝王後醍醐 ……38
  1. 後醍醐親政
    • 後醍醐の立場
    • 王権の思想
    • 統幕計画の頓挫
  2. 建武政権の成立
    • 北条政権の滅亡
    • 元弘の一統
    • 後醍醐周辺の人々
  3. 建武政権の構造
    • 宮司機構の改編
    • 宮司運営の方法
    • 所領政策の特質
    • 財政政策の構想
  4. 建武政権の理念
    • 革新と復古
    • 永代と遷替
    • 事実と規範
第三章 将軍足利尊氏 ……94
  1. 建武政権への反作用
    • 公家社会内における不協和音
    • 公家社会周辺における不協和音
    • 関東の動静
  2. 「内乱」の勃発
    • 尊氏の叛旗
    • 尊氏の再起と軍事的勝利
    • 公家社会の対応
  3. 「伝統」への回帰
    • 「北朝」の擁立
    • 「伝統」の創出
    • 「南朝」の成立
  4. 初期室町幕府の構造
    • 足利氏政権の諸機関
    • 「両将軍」の政務
    • 朝廷との関係
  5. 足利市の内訌
    • 直義と師直
    • 政策上の対立
    • 観応の擾乱
第四章 『太平記』の世界 ……149
  1. 京童たちの視線
  2. 「内乱」の再生産
    • 北畠親房の活動
    • 正平の一統
    • 南朝の存立
  3. 南朝の頽勢
    • 鎌倉府と東国
    • 九州の動静
    • 南朝の諸帝
  4. 二代将軍義詮の時代
    • 幕府職制の整備
    • 訴訟手続きの整備
    • 守護分国の形成
第五章 社会統合の転換 ……198
  1. 「法」の存立
    • 「天下一同の法」
    • ローカルな法の変化
    • 村落と「法」
  2. 文書の浸透
    • 口承から文書へ
    • 偽文書の効用
    • リテラシィと統治の技術
  3. 貨幣と流通
    • 都市と流通
    • 信用経済の存立
    • 財の流通と政治状況
  4. 世界認識の型
    • 世界認識の尺度
    • 文化的中心としての京都
    • 物語の流布
  5. 知識と故実
    • 実践的知識の形態
    • 振る舞いの型
    • 武家故実の流布
第六章 北山殿源道義 ……251
  1. 幕藩体制の安定
    • 康暦の政変
    • 対抗勢力の駆逐
    • 花の御所
  2. 公武関係の再編
    • 公家としての義満
    • 作法の再構成
    • 京都市中行政
  3. 南北朝の合一
    • 合一の条件と交渉
    • 南朝の終焉
    • 合一の意味と帰結
  4. 「日本国王」と天皇制
    • 「日本国王」の登場
    • 義満の意図
    • 中華世界システム
  5. 「北山殿」の政務
    • 義満の「院政」
    • 義満と武家
    • ポスト義満
終章 南朝の行方――物語の場としての歴史 ……306
    • 後南朝と王権の物語
    • 我々の?物語
学術文庫版あとがき
年表
参考文献
索引
新田一郎『太平記の時代』講談社学術文庫
太平記の時代  日本の歴史11 (講談社学術文庫)

太平記の時代 日本の歴史11 (講談社学術文庫)


[][][]九月二七日 人間は誰もが一個人であって 16:52 はてなブックマーク - 九月二七日 人間は誰もが一個人であって - 蜀犬 日に吠ゆ

九月二七日

 人間は誰もが一個人であって、同時に社会人である。一個人の性質は独立独歩で自主自立だ。社会人としての働きは共同して協力し、連帯して団結する。文字で書くと、両者は別人のように見えるが違う。自主自立だから共同して協力する。独立独歩だから連帯して団結できる。両者の交流を自覚して鍛えることによって、人間の実態が高まっていく。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

99歳一日一言 (岩波新書)


 個人であることと、社会の一員であることのバランスをとるのは、口で言うよりもずいぶんと難しいように思います。