2013-10-05
■ [書留][歴史]近江俊秀『古代道路の謎』祥伝社新書 
目次
- はじめに
第一章 古代道路とは何か
- 姿を現わした古代道路「駅路」
- 駅路研究は新しい学問
- 発掘された駅路とその特徴
- いつ、誰が、何のために造ったのか
第二章 なぜ、造られたのか
- 日本で最初の直線道路
- 蘇我入鹿死す
- 律令国家の改革
- 想像を絶する土木工事
- 白村江の敗戦と国土防衛
- プロジェクトの停滞
- 天智天皇の晩年
- 天武天皇の専制政治
- 地方の統治システム
- 班田収受ためのハード整備
- 日本史における天武朝の意義
- 天武天皇の列島改造
第三章 奈良時代の交通制度
- 古代の交通制度「駅制」
- 駅制の成立時期
- 駅路を所管した民部省
- 駅制を所管した兵部省
- 「駅家(うまや)」の経営
- 駅家の構造
- 納税の道としての駅路
- 苛酷な納税の旅
- 日本最初の街路樹
- 旅行者の管理
- 駅路の管理
- 駅路を造る所轄官庁がない!?
第四章 古代道路の工法
- 古代の測量技術
- 現在の道路工法
- 「古代道路の工法1」地盤を造る
- 「古代道路の工法2」路盤を造る
- 「古代道路の工法3」路面を造る
- 「古代道路の工法4」側溝を掘る
- 発掘された個性的な駅路
第五章
- 地図から読み解く工夫
- 古代の巨大勢力・吉備国(きびのくに)
- 吉備国の分割
- 古墳の近くに、国府がある理由
- 国府の移動は、何を意味するのか
- 国府、国分寺の立地と駅路の関係
- 地名から、駅家を推定する
- 地図から、条里割りを読み取る
- 駅路と古代山城(さんじょう)
- ふたつの駅路が存在する理由
- 駅路と高速道路が似る理由
第六章 現代によみがえった景観
- 山と谷を抜けて
- 国分寺を仰ぎ見る
- 王の墓が並ぶ道
- 港が見える遠景
- 国境に辿り着く
第七章 古代道路の見つけかた
- 史料から探す
- 雷を捕まえた男の話
- 地図から探す
- 地図と史料を組み合わせて探す
- 航空写真から探す
- 歩いて探す
- 道路であることを確かめる
第八章 廃絶の謎
- 駅路の維持・補修
- 律令国家の変質
- いっせいに規模が縮小
- 駅路の廃絶
- 古代道路から何を学ぶか
近江俊秀『古代道路の謎』祥伝社新書
- 参考文献

古代道路の謎―-奈良時代の巨大国家プロジェクト(祥伝社新書316)
- 作者: 近江俊秀
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/04/01
- メディア: 新書
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