蜀犬 日に吠ゆ

2013-12-24

[][][]大いなる章を読む(その4) 20:17 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その4) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

二、つとめはげむこと

四三六 汝の第一の軍隊は欲望であり、第二の軍隊は嫌悪であり、第三の軍隊は飢渇であり、第四の軍隊は妄執といわれる。

四三七 汝の第五の軍隊はものうさ、睡眠であり、第六の軍隊は恐怖といわれる。汝の第七の軍隊は疑惑であり、汝の第八の軍隊は見せかけと強情と、

四三八 誤って得られた利益と名声と尊敬と名誉と、また自己をほめたたえて他人を軽蔑することである。

四三九 ナムチよ、これらは汝の軍勢である。黒き魔(Kanha)の攻撃軍である。勇者でなければ、かれにうち勝つことができない。(勇者は)うち勝って楽しみを得る。

四四〇 このわたくしがムンジャ草を取り去るだろうか? (敵に降参してしまうだろうか?)この場合、命はどうでもよい。わたくしは、敗れて生きながらえるよりは、戦って死ぬほうがましだ。

四四一 或る修行者たち・バラモンどもは、この(汝の軍隊)のうちに埋没してしまって、姿が見えない。そうして徳行ある人々の行く道をも知っていない。

四四二 軍勢が四方を包囲し、悪魔が象に乗ったのを見たからには、わたくしは立ち迎えてかれらと戦おう。私をこの場所から退けることなかれ。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

[][][]金谷治訳注『大学・中庸岩波文庫 19:28 はてなブックマーク - 金谷治訳注『大学・中庸』岩波文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

第五章 凡そ二節

 詩云、桃之夭夭、其葉蓁蓁、之子于帰、宜其家人、宜其家人、而后可以教国人、

 詩云、宜兄宜弟、宜兄宜弟、而后可以教国人、

 詩云、其儀不忒、正是四国、其為父子兄弟足法、而后民法之也、此謂治国在斉其家、

 詩に云う、「桃の夭夭たる、その葉蓁蓁(しんしん)たり、之(こ)の子于(ここ)に帰(とつ)ぐ、その家人に宜(よろ)し」と。、その家人に宜しくして、而る后に国人を教うべきない。

 詩に云う、「兄に宜しく弟に宜し」と。兄に宜しく弟に宜しくして、而る后に国人を教うべきなり。

 詩に云う、「その儀忒(たが)わず、是の四国を正す」と。その父子兄弟たること法(のっと)るに足りて、而る后に民これに法る。此れを、国を治むるはその家を斉うるに在り、と謂うなり。

金谷治『大学・中庸』岩波文庫
大学・中庸 (岩波文庫)

大学・中庸 (岩波文庫)