2013-12-24
■ [書留][儒教][大学]金谷治訳注『大学・中庸』岩波文庫 
第五章 凡そ二節
二
詩云、桃之夭夭、其葉蓁蓁、之子于帰、宜其家人、宜其家人、而后可以教国人、
詩云、宜兄宜弟、宜兄宜弟、而后可以教国人、
詩云、其儀不忒、正是四国、其為父子兄弟足法、而后民法之也、此謂治国在斉其家、
詩に云う、「桃の夭夭たる、その葉蓁蓁(しんしん)たり、之(こ)の子于(ここ)に帰(とつ)ぐ、その家人に宜(よろ)し」と。、その家人に宜しくして、而る后に国人を教うべきない。
詩に云う、「兄に宜しく弟に宜し」と。兄に宜しく弟に宜しくして、而る后に国人を教うべきなり。
詩に云う、「その儀忒(たが)わず、是の四国を正す」と。その父子兄弟たること法(のっと)るに足りて、而る后に民これに法る。此れを、国を治むるはその家を斉うるに在り、と謂うなり。
金谷治『大学・中庸』岩波文庫

- 作者: 金谷治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1998/04/16
- メディア: 文庫
- 購入: 8人 クリック: 295回
- この商品を含むブログ (28件) を見る
コメント