蜀犬 日に吠ゆ

2013-12-27

[][][]大いなる章を読む(その7) 18:59 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その7) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

三、みごとに説かれたこと

 わたくしが聞いたところによると、――或るとき尊き師ブッダはサーヴァッティー市のジェータ林、(孤独な人々に食を給する長者の園)におられた。そのとき師は諸々の(道の人)に呼びかけられた、「修行僧たちよ」と。「尊き師よ」と、(道の人)たちは師に答えた。師は告げていわれた、「修行僧たちよ。四つの特徴を具えたことばは、みごとに説かれたのである。悪しく説かれたのではない。諸々の智者が見ても欠点なく、非難されないものである。その四つとは何であるか? 道の人たちよ、ここで修行僧が、(ⅰ)みごとに説かれたことばのみを語り、悪しく説かれたことばを語らず、 (ⅱ)理法のみを語って理にかなわぬことを語らず、 (ⅲ)好ましいことのみを語って好ましからぬことを語らず、 (ⅳ)真実のみを語って虚妄を語らないならば、この四つの特徴を具えていることばは、みごとに説かれたのであって、悪しく説かれたのではない。諸々の智者が見ても欠点なく、非難されないものである。」尊き師はこのことを告げた。そのあとでまた、(幸せな人)である師は、次のことを説いた。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)