蜀犬 日に吠ゆ

2013-12-30

[][][]大いなる章を読む(その10) 16:21 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その10) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

四、スンダリカ・バーラドヴァージャ

四五五 「わたしはバラモンではないし、王族の者でもない。わたしはヴァイシャ族(庶民)の者でもないし、また他の何ものでもない。

 諸々の凡夫の姓を知りつくして、無一物で、熟慮して、世の中を歩む。

四五六 わたしは家なく、重衣を着け、鬚髪を剃り、こころを安らかならしめて、この世で人々に汚されることなく、歩んでいる。

 バラモンよ。あなたが私に姓をたずねるのは適当でない。」

四五七 「バラモンはバラモンと出会ったときには、『あなたはバラモンではあられませんか?』とたずねるものです。」

 「もしあなたがみずからバラモンであるというならば、バラモンでないわたしに答えなさい。わたしは、あなたに三句二十四字より成るかのサーヴィトリー讃歌のことをたずねます。」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)