蜀犬 日に吠ゆ

2014-01-05

[][][][]J.L.ボルヘス『伝奇集』岩波文庫 16:27 はてなブックマーク - J.L.ボルヘス『伝奇集』岩波文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 目次を紹介

伝奇集 (岩波文庫)

伝奇集 (岩波文庫)

目次
伝奇集
八岐の園
  • プロローグ
  • トレーン、ウクバール、オルビス・テルティウス
  • アル・ムターシムを求めて
  • 『ドン・キホーテ』の著者、ピエール・メナール
  • 円環の廃墟
  • バビロニアのくじ
  • ハーバート・クエインの作品の検討
  • バベルの図書館
  • 八岐の園
ボルヘス『伝奇集』岩波文庫

 清水義範『ドン・キホーテ』岩波現代文庫 を読み始めたところでして。

 当然セルバンテスは登場するのでしょうけれど、それと、セルバンテス言うところの『ドン・キホーテ伝』作者のベレンヘーナ、さらにセルバンテスを憎む『偽ドン・キホーテ』作者アベリャネーダが出てきました。ここまででるなら、ホイヘンスおじさんにも出てきて欲しいものだ、というのは、わたしはもう『末裔』の第1章で頭が混乱し、筋をたどれなくなりつつあるからです。だったら、

以上が(中略)メナールの目に見える作品である(中略)。ここでわたしは別の作品に話を移したい。それは、(中略)『ドン・キホーテ』第一部の第九章と第三十八章、さらに第二十二章の断片からなっている。このような説明がナンセンスと思われることは、わたしも知っている。

ボルヘス「『ドン・キホーテの著者』ピエール・メナール」『伝奇集』岩波文庫

 からはじまるホラ話も加えて、是非に話をもっと滅裂にしてもらってかまわないくらい。

ドン・キホーテの末裔 (岩波現代文庫)

ドン・キホーテの末裔 (岩波現代文庫)


[][][]大いなる章を読む(その12) 16:30 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その12) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

四、スンダリカ・バーラドヴァージャ

四六一 (バラモンがいった)、「ゴータマ(ブッダ)さま。わたくしは祭祀を楽しんでいるのです。祭祀を行おうと望むのです。しかしわたくしははっきりとは知っていません。あなたはわたくしに教えてください。何にささげた献供が有効であるかを言ってください。」

 (師が答えた)、「では、バラモンよ、よくお聞きなさい。わたくしはあなたに理法を説きましょう。

四六二 生れを問うことなかれ。行いを問え。火は実にあらゆる薪から生ずる。賤しい家に生まれた人でも、聖者として道心堅固であり、恥を知って慎むならば、高貴の人となる。

四六三 真実もてみずから制し、(諸々の感官を)慎み、ヴェーダの奥義に達し、清らかな行いを修めた人、――そのような人にこそ適当な時に供物(そなえもの)をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

四六四 諸々の欲望を捨てて、家なくして歩み、よくみずからを慎んで、梭(ひ)のように真直な人々、――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

四六五 貪欲を離れ、諸々の感官を静かにたもち、月がラーフの捕われから脱したように(捕われることのない)人々――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

四六六 執着することなくして、常に心をとどめ、わがものと執したものを(すべて)捨て去って、世の中を歩き廻る人々、――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)