蜀犬 日に吠ゆ

2014-01-11

[][]清水義範『ドン・キホーテの末裔』岩波現代文庫 22:23 はてなブックマーク - 清水義範『ドン・キホーテの末裔』岩波現代文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 現在第8章。

 本当にボルヘスが出てきた。いいぞいいぞ。

ドン・キホーテの末裔 (岩波現代文庫)

ドン・キホーテの末裔 (岩波現代文庫)

 それまで現実世界とは違うとごまかしてきた世界が歪んできました。

 「ちくま」を「つくま」、「蕎麦ときしめん」を「蕎麦と兵隊」、「国語入試問題必勝法」と「映画字幕の作り方教えます」をあわせて「国語問題の作り方教えます」などと茶化してきたのに、いきなりリアリティが増加。ドストエフスキ『白痴』、スタンダール『赤と黒』、マーク・トウェイン『ハックルベリー・フィンの冒険』、夏目漱石『坊っちゃん』…はじめこの辺はぼんやり読んでいました。セルバンテスが普通に言及されるわけですから。でも、「丸谷才一さんが」で急速に違和感が生じまして。幾重かに張られたメタフィクションの網が突然取り払われた感じ。で、冷静に考えるとここで歴代の文学者を列挙していたのですね。その意図はよく分かりませんが。

 で、ボルヘスの登場。「ピエール・メナール」で、列挙の意味が分かったような分からないような。

 滅裂になってきたことは想定内ですけれども、なんだかすごいことになったような気もします。

伝奇集 (岩波文庫)

伝奇集 (岩波文庫)

 高橋源一郎『ゴーストバスターズ』を思い出しましたが、アマゾンにないのでリンクは無し。


[][][]大いなる章を読む(その13) 23:17 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その13) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

四、スンダリカ・バーラドヴァージャ

四六七 諸々の欲望を捨て、欲にうち勝ってふるまい、生死のはてを知り、平安に帰し、清涼なること湖水のような(全き人)(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

四六八 全き人(如来)は、平等なるもの(過去の目ざめた人々、諸仏)と等しくして、平等ならざる者どもから遥かに遠ざかっている。かれは無限の智慧あり、この世でもかの世でも汚れに染まることがない。(全く人)(如来)はお供えの菓子を受けるにふさわしい。

四六九 偽りもなく、慢心もなく、貪欲を離れ、わがものとして執著することなく、欲望をもたず、怒りを除き、こころ静まり、憂いの垢を捨て去ったバラモンである(全き人)(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

四七〇 こころの執著をすでに断って、何らとらわれるところがなく、この世についてもかの世についてもとらわれることがない(全き人)(如来)は、お供えの菓子を受けるにふさわしい。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)