蜀犬 日に吠ゆ

2014-01-20

[][][]大いなる章を読む(その20) 19:32 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その20) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

五、マーガ

四九九 安らぎに帰して、貪欲を離れ、この世で(生活の諸要素を)捨て去ってもはや(迷いの生存)に行く道のない人々がいる。――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

五〇〇 生と死とを捨てて余すところなく、あらゆる疑惑を超えた人々がいる。――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

五〇一 自己を州(す)(よりどころ)として世間を歩み、あらゆることに関して解脱している人々がいる。――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

五〇二 『これは(わたしの)最後の生存であり、もはや再び生を享(う)けることはない』ということを、この世で如実に知っている人々がいる。――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。

五〇三 ヴェーダに通じ、安らいだ心を楽しみ、落ち着いて気をつけていて、全きさとりに達し、多くの人々に帰依されている人々がいる。――そのような人々にこそ適当な時に供物をささげよ。――バラモンが功徳を求めて祀りを行うのであるならば。」

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)