蜀犬 日に吠ゆ

2014-02-03

[][][]大いなる章を読む(その26) 23:37 はてなブックマーク - 大いなる章を読む(その26) - 蜀犬 日に吠ゆ

第三 大いなる章

六、サビヤ

五一〇 サビヤがいった、「疑いがあり、惑いがあるので、わたくしは質問しようと願って、ここに来ました。わたくしのためにそれを解決してください。わたくしが質問したならば、順次に、適切に、明確に答えてください。」

五一一 師は答えた。「サビヤよ。あなたは質問しようと願って、遠くからやってきましたね。あなたのために、それを解決してあげましょう。あなたが質問したならば、順次に、適切に、明確に答えましょう。

五一二 サビヤよ。何でも心の中で思っていることを、わたくしに質問なさい。わたくしは一つ一つ質問を解決してあげましょう。」

 そのとき遍歴の行者サビヤはこのように考えた、「まことにすばらしいことだ。まことに珍しいことだ、――わたくしが他の(道の人)たち・バラモンたちのところでは機会さえも得られなかったのに、道の人ゴータマがこの機会を与えてくれた」と。かれは、こころ喜び、楽しく、嬉しく、欣快の心を生じて、師に質問した。

中村元『ブッダのことば』岩波文庫
ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)