蜀犬 日に吠ゆ

2015-01-12

[][][]丸山真男『日本の思想』岩波新書 20:40 はてなブックマーク - 丸山真男『日本の思想』岩波新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

 何度か通読したはずなのに、全く頭に入らない、私にとっては難解本。なにか、歯車が合わないのでしょうね。あるいは、この本を理解するためのパーツがいくつか未だに缺けているとか。

目次
Ⅰ 日本の思想 ……一
  • まえがき
    • 日本思想史の包括的な研究がなぜ貧弱なのか(二)
    • 日本における思想的座標軸の欠如(四)
    • 自己認識の意味(五)
    • いわゆる「伝統」思想と「外来」思想(八)
    • 開国の意味したもの(八)
    • 無構造の「伝統」その(一)―思想継起の仕方(一一)
    • 無構造の「伝統」その(二)―思想受容のパターン(一三)
    • 逆接や反語の機能転換(一六)
    • イデオロギー暴露の早熟的登場(一七)
    • 無構造の伝統の原型としての固有信仰(二〇)
    • 思想評価における「進化論」(二二)
    • 近代国家の基軸としての「國體」の創出(二八)
    • 「國體」における臣民の無限責任(三一)
    • 「國體」の精神的内面への渗透性
    • 天皇制における無責任の体型(三七)
    • 明治憲法体制における最終的判定権の問題(三九)
    • フィクションとしての制度とその限界の自覚(四二)
    • 近代日本における制度と共同体(四四)
    • 合理化の下降と共同体的心情の上昇(四七)
    • 制度化の進展と「人情」の矛盾(四九)
    • 二つの思考様式の対立(五二)
    • 実感信仰の問題(五三)
    • 日本におけるマルクス主義の思想的意義(五五)
    • 理論信仰の発生(五七)
    • 理論における無限責任と無責任(六〇)
  • おわりに

Ⅱ 近代日本の思想と文学……六七

―一つのケース・スタディとして―

  • まえがき
    • 政治―科学―文学
    • 明治末年における文学と政治という問題の立てかた(七一)
    • 文学の世界をおそった「台風」(七四)
    • 「社会」の登場による走路の接近(七五)
    • マルクス主義が文学に与えた「衝撃」(七七)
    • 文学者に焼付けられたマルクス主義のイメージ(八〇)
    • 昭和文学史の光栄と悲惨(八二)
    • 政治(=科学)の優位から政治(=文学)の優位まで(八三)
    • プロ文学理論における政治的および科学的なタータリズム(八五)
    • 政治的と図式的(八八)
    • 政治過程におけるエモーションの動員(八九)
    • 政治における「決断」の契機(九三)
    • 思考法としてのトータリズムと官僚制合理主義(九四)
    • 政治の全体像と日常政治との完全対応関係(九七)
    • 方法的トータリズムの典型(九九)
    • 政治(=科学)像の崩壊―転向の始点と終点(一〇一)
    • 日本の近代文学における国家と個人(一〇二)
    • 「台風」の逆転と作家の対応の諸形態(一〇五)
    • 旧プロ文学者における文学の内面化と個体化(一〇六)
    • 対立物(文学主義)への移行契機(一〇九)
    • 文化の危機への国際的な対応(一一一)
    • 各文化領域における「自立性」の模索(一一二)
    • 政治・科学・文学における同盟と対抗の関係(一一四)
    • 科学主義の盲点(一一五)
    • トータリズムの遺産の否定的継承(一一七)
    • 「意匠」剝離の後に来るもの(一一九)
  • おわりに

Ⅲ 思想のあり方について……一二三
    • 人間はイメージを頼りにして物事を判断する(一二四)
    • イメージが作り出す新しい現実(一二六)
    • 新しい形の自己疎外(一二八)
    • ササラ型とタコツボ型(一二九)
    • 近代日本の学問の受け入れかた(一三二)
    • 共通の基盤がない論争(一三四)
    • 近代的組織体のタコツボ化(一三七)
    • 組織における隠語の発生と偏見の沈殿(一三八)
    • 国内的鎖国と国際的開国(一四〇)
    • 被害者意識の反乱(一四一)
    • 戦後マス・コミュニケーションの役割(一四五)
    • 組織の力という通念の盲点(一四七)
    • 階級別にたたない組織化の意味(一四九)
    • 多元的なイメージを合成する思考法の必要(一五〇)

Ⅳ 「である」ことと「する」こと……一五三
    • 「権利の上にねむる者」(一五四)
    • 近代社会における制度の考え方(一五六)
    • 徳川時代を例にとると(一五八)
    • 「である」社会と「である」道徳(一五九)
    • 「する」組織の社会的擡頭(一六〇)
    • 業績本位という意味(一六三)
    • 経済の世界では(一六四)
    • 制度の建て前だけからの判断(一六六)
    • 理想状態の神聖化(一六八)
    • 政治行動についての考え方(一七一)
    • 市民生活と政治(一七三)
    • 日本の急激な「近代化」(一七四)
    • 「する」価値と「である」価値との倒錯(一七六)
    • 学問や芸術における価値の意味(一七七)
    • 価値倒錯を再転倒するために(一七九)

  • あとがき……一八一
丸山真男『日本の思想』岩波新書
日本の思想 (岩波新書)

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