蜀犬 日に吠ゆ

2018-04-07

スコラというヨーロッパなるもの~~八木雄二『神を哲学した中世』講談社選書メチエ 19:45 はてなブックマーク - スコラというヨーロッパなるもの~~八木雄二『神を哲学した中世』講談社選書メチエ - 蜀犬 日に吠ゆ

トマス・アクィナスの全集が出るという話なのですが、神学ちっとも分からないのです。

神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流 (新潮選書)

神を哲学した中世―ヨーロッパ精神の源流 (新潮選書)

  • はじめに
  • 第一章 中世神学に近づくために ……13
    • 中世、その時代と場所  15
      • アルプスの北
      • 中世世界をつくるもの
      • キリスト教の祈り
      • 「キリスト教中世」という時代
    • ギリシア・ローマの哲学遺産  25
      • 大学の誕生
      • アリストテレス哲学の流入
      • アウグスティヌスとボエティウスの伝えたもの
      • ギリシア哲学という道具
    • キリスト教の権威  34
      • 人格神の宗教
      • 神の摂理
      • 完了という思想
      • 森の世界の開拓と修道士
      • 天使とキューピッド
    • 「目に見えない世界」の奇妙な構造  45
      • 神に似せて創られた人間
      • 心の深さと高さ
      • 光の形而上学
  • 第二章 キリスト教神学の誕生――アンセルムスの世界  ……53
    • 形而上学・神学・スコラ哲学  55
      • 形而上学と神学
      • 近代の学問と古代中世の学問
      • スコラ哲学
    • 「信仰以前」の世界  64
      • 神の存在との出合い
      • キリスト教を守る弁償から、信仰を確実にする神学へ
      • 正義の根拠
  • 第三章 地上の世界をいかに語るか  ……75
    • 天上から地上へ 77
      • ヨーロッパが受け取った古代文明からの伝統世界
      • 天上の音楽と歌謡曲
      • 地上に天上世界を伝える
    • 中世における精神と身体 83
      • 色狂いの女をめぐって
      • 原状回復の思想
    • 二重にみえる神 91
      • 説明の矛盾
      • 摂理と偶然
      • 神の二重性
      • 天使の堕落の可能性
  • 第四章 神学者が経済を論じるとき――ドゥンス・スコトゥス『オルディナチオ』  ……105
    • 神の自由と「別の可能性」 107
      • 神の自由と宇宙の必然性
      • 自由と救い
    • 私生児の遺産相続 112
      • 財産配分と原状回復
      • 不義密通の子の相続
      • 霊的な返却
    • 金儲けは正義か 119
      • 通商の価値
    • 所有・貸借・利子 123
      • 財産の所有と使用の区別
      • 事項による所有の移転
      • 金銭による売買について
      • 金銭の貸し借り
      • 中世神学の多様性

  • 第五章 中世神学のベールを剥ぐ  ……141
    • 修道士の精神世界  143
      • 修道士の学校
      • 修道士の祈り
      • 修道士の信仰
      • 神学の発生
    • 「普遍」とは「もの」である
      • 普遍論争
      • 三つのペルソナ
      • 「神」と「普遍」
      • 教会の基盤を揺るがす普遍論争
      • 「抽象」について
      • 普遍と抽象のベール
      • 「法則」を「普遍」と理解してみる
      • 神存在の実在性
      • フォーマルな理解の中の壁
      • 神という普遍の実在
      • アリストテレスの『形而上学』
    • 神の存在証明 181
      • トマス・アクィナスの証明
      • アンセルムスの証明
    • フォーマルな知と情 191
      • 感情の単純化
      • 理性の情
      • 悪魔のねたみ
      • 信仰世界の「情」
      • キリストの憐れみ
      • 自己存在のむなしさと悲しみ
      • ペルソナとしての自己
      • 修道士の精神世界
      • 個別性とペルソナ
      • 修道士の孤独
    • 「天使の堕落」問題
      • 天使の堕落
      • 修道士(人間)の堕落
      • 天使はなぜ堕落するのか
      • 天使の堕落と悲しみ
  • 第六章 信仰の信条と神の学問  ……219
    • キリスト教信仰の文学的土壌 221
      • 生活の時間割
      • 修道士の規律
      • 『詩篇』の世界
      • 罪をあがなう
  • 第七章 中世神学の精髄――ヨハニス・オリヴィの学問論・受肉論  ……235
    • 神学は藁屑か? 237
    • 学問に必要な七つの事柄 243
    • 照明・味覚・発語 254
    • 神の受肉をいかに照明するか 271
    • 神学と科学 282
  • あとがき
八木雄二『神を哲学した中世』講談社選書メチエ