蜀犬 日に吠ゆ

2013-11-25

[][][]一一月二五日 憲法は絹のハンカチではない 22:29 はてなブックマーク - 一一月二五日 憲法は絹のハンカチではない - 蜀犬 日に吠ゆ

一一月二五日

憲法は絹のハンカチではない、雑巾だ。

国会議員の飾りではない、民衆の日常生活を清めるものだ。

歪みを正すものだ。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

99歳一日一言 (岩波新書)

日常生活で、あれやこれやの「しかたない」を受け入れざるを得ないとき、憲法は夜空の星のように私たちの進むべき道を輝きで照らしてくれている。

2013-11-19

[][][]一一月一九日 子どもが可愛いと 18:53 はてなブックマーク - 一一月一九日 子どもが可愛いと - 蜀犬 日に吠ゆ

一一月一九日

 子どもが可愛いと見下ろすから、結び付きをこわす。

 可愛いなら、尚のこと真正面に見つめなさい。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

99歳一日一言 (岩波新書)


 真正面から向き合うというのは、苦手ですねえ。半端なさかしらが出てしまう。あるいは子どもに合わせるつもりになっているとき、子どものところまで下りる感覚がもう、間違っているに決まっています。

2013-10-21

[][][]一〇月二一日 誇るべし 09:02 はてなブックマーク - 一〇月二一日 誇るべし - 蜀犬 日に吠ゆ

一〇月二一日

誇るべし、若いは人の誇り。

むろん老いまた然り。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

99歳一日一言 (岩波新書)


 むの氏のように前を向いて生きていると、いのちを発熱させていると、そういう感慨になるのでしょう。わたしのようなものは、若いころ若さを誇ることがなかった。若いと言うことに驕り高ぶることはありました。老いていくこと、老いてきたことに、老いゆえに気付くことなく、ただしく老いると言うことが出来ずにいます。


 だんだん暗くなるので、今日はこれでおしまい。

2013-10-20

[][][]一〇月二〇日 下着を取り替えるのは 17:22 はてなブックマーク - 一〇月二〇日 下着を取り替えるのは - 蜀犬 日に吠ゆ

一〇月二〇日

下着を取り替えるのは冬なら数日に一回、春と秋には二日ごと、夏だけは日に一回と青壮年期から生後九六年目(西暦二〇一〇年)の夏まで続けた。何の規則も申し合わせもないのに、それをまるで社会の掟みたいに守り続けてきた理由は明白簡単です。帝国・軍国の世に生まれて育って、臣民として万事に質素倹約を守れと強いた社会のムードを自分で受け入れたからです。ところが、その年(二〇一〇年)の夏は全国のあちこちで毎日のように熱中症で死者の続出する灼熱が続いたので、私は気がついたら下着類を一日に二度、たまに四度着替えていた。そしたら、その気分のなんとすばらしいことよ。しかも、健康を得た。当然やるべきことをやるまでに九五年半もかけるなんて、何とまあ愚の骨頂であることよ。

そうです。事故革命はかくも難しく、かくもたやすい。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

99歳一日一言 (岩波新書)

2013-10-19

[][][]一〇月一九日 近所の子らへ私は 17:16 はてなブックマーク - 一〇月一九日 近所の子らへ私は - 蜀犬 日に吠ゆ

一〇月一九日

近所の子らへ私は自分から朝夕の挨拶をする。

顔なじみとなった一少女と他の町で会った。

少女は「おじさん」と自分から走り寄ってきた。

行動は行動を誘い、行為は行為を産む。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

99歳一日一言 (岩波新書)

2013-10-18

[][][]一〇月一八日 還暦だ、喜寿だ、米寿だ 17:15 はてなブックマーク - 一〇月一八日 還暦だ、喜寿だ、米寿だ - 蜀犬 日に吠ゆ

一〇月一八日

還暦だ、喜寿だ、米寿だと世間では声を高くする。私の場合、その年齢のとき、それを特に祝う理由も事情も見えなかった。だから何もしなかった。それゆえの厄は何も起こらず、百マイナス一の白いところまで来ました。祝うのはよいが、祝うと弔うとは紙一重であることも考えるべきだな。

むのたけじ『一日一言』岩波新書
99歳一日一言 (岩波新書)

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