蜀犬 日に吠ゆ

2015-04-06

[][][][]ナポレオン3世、、、あなたという人は~~森田崇『アバンチュリエ』講談社 20:10 はてなブックマーク - ナポレオン3世、、、あなたという人は~~森田崇『アバンチュリエ』講談社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 ルパン漫画。

 第一コマが、ありきたりなのですがすごく好きなのです。ノートルダム大聖堂のガーゴイルからエッフェル塔というのはパリを代表する景観といっても過言ではなく、よりによって雨樋にガーゴイルを付けてしまったせいでこれからドラマが始まる予感がビンビンします。ハリウッドや日本の漫画を想定に入れてナポ3やパリ市長オスマンが再開発したとするなら、ものすごすぎます。

 富士山だの、東京タワーだの、登るものではないのですよね。葛飾北斎は富士山に登っていないはず(霊峰だし)。東京タワーのベストショットって、どこなのでしょう。

2012-10-22

[][][][][]池田邦彦『シャーロッキアン!』23 双葉社 22:10 はてなブックマーク - 池田邦彦『シャーロッキアン!』23 双葉社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 読み返しまして見直しました。前言撤回。

シャーロッキアン!(2) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(2) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(3) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(3) (アクションコミックス)

 「ファンダメンタリスト」と「リアリスト」の相克というのはかなり奥が深いのではないかと思い直しました。キリスト教とは違ってあくまでもシャレで逃げられる分、深い考察がフィクションとノンフィクション、理想と現実に反映できるテーマなのですね。

2012-08-20

[][][][][]池田邦彦『シャーロッキアン!』23 双葉社 20:35 はてなブックマーク - 池田邦彦『シャーロッキアン!』23 双葉社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 しばらくご無沙汰していました。2巻と3巻、入手。

シャーロッキアン!(2) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(2) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(3) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(3) (アクションコミックス)

 「バリツ」は「バーティツ」説は初めて知りました。

 2巻で遂に車先生のライバルが登場。「ホームズ物語を すべて事実とみなす シャーロッキアンの 一派」である「ファンダメンタリスト」に対する「リアリスト」、ヒロシ(洋)君登場。恋のさや当てが始まります。(3巻の帯(ハカマ)に「どこから読んでも楽しめる」とありますが、こうなってしまうとそれは無理が出てきてしまうと思います。)


 ネタ切れなどだとは思いますが、キャラクタの使い回しやネタの無理矢理感が目立ちます。『シャーロッキアン!』が大好きな「シャーロッキアニアン!」ならいろいろ理屈をこねるのでしょうけれども、それほどでもないのでツッコミたい気持ちがまさってしまいます。暴漢に殴られたとき、犬のことを言いたければ「シルバー……」ではなく「銀星号!」 でしょう? 村野さんは英語版を読んだのでしょうか?*1漫画に対しては、私リアリストなのでしょうか。

 そして3巻はまるまる車先生とアイリーンがよりを戻す話。ホームズネタは本筋の補助線になってしまいました。漫画としては面白いのですが、はじめに期待してたのと違う展開なので困ります。


 もともと、「現実の事件に対してホームズ物との接点を見つけ出してそれを手がかりに謎を解いていく」ところが魅力の漫画だったのだと思いますが、次第に「ホームズ物そっくりの事件が起きてそれをネタにホームズうんちくを披露する」エピソードが幅をきかせてきてしまいました。それがあからさまですと、こっちはげんなりするのですよね。ホームズうんちくは面白いですけど。なんというか、複雑。

*1:最近の翻訳はみんな『シルバー・ブレイズ事件』とか西洋かぶれのタイトルをつけていて、まったく感心できません。

2011-05-05

[][][][][]池田邦彦『シャーロッキアン!』1 双葉社 21:13 はてなブックマーク - 池田邦彦『シャーロッキアン!』1 双葉社 - 蜀犬 日に吠ゆ

 『シャーロッキアン! 』このタイトルはずるいよね。他の人がこれで書けなくなってしまうではないですか。シャーロッキアン、は個別の案件ではなくて「ジャンル」です。です! です!!!!!!!! はあはあ、つい興奮しましたが、この漫画はおもろい。

シャーロッキアン!(1) (アクションコミックス)

シャーロッキアン!(1) (アクションコミックス)

 Sherlockian は、手元の英和辞書では「シャーロック・ホームズの熱狂的ファン、シャーロッキアン」です。わたしが「ドラえもん学コロキアム」に忠誠を誓いたがるのは、ドイルとFを同じくらい愛しているからです。あーでも、ドイルはそれほどでもない。

 『シャーロッキアン!』は、エル文化大学にかよう原田愛理(ちょっと推理小説好き)が、論理学の車路久(くるまみちひさ)教授(もちろんシャーロキアン)とイチャイチャしてるうちにみんなが幸せになる、いわゆる『美味しんぼ』型の漫画。(「美味しんぼ型」もジャンルとして語るべきだと思うんですけど、そういう人が現れないのは、定義が難しいからでしょう。料理に限るのか、「専門知識を生かして全然関係ない人を幸せにする話」の範囲を限定できるのかわかりません。)

 しかしまあ、ようするにホームズものをなぞった事件が愛理ちゃんのまわりにおきて、解決するんです。泣いた。


 で、私はグールド宗で、それが負い目でシャーロキアンにあこがれるだけだったのですが、ジャックがジョーンズで、みんなに受け入れられる愛理ちゃんがうらやましかった。レストレードなんて気にも留めていなかった。


 「初歩だよ、ワトスン君」はカノンにないんです。グールドの「ほんの初歩さ、ホームズ」はネタ。うきぃ。

 どれだけ続けられるか注目。一話20数頁。三巻でカノンの60話を超えてしまう。どんなにホームズが好きでも、ワトスン君をこえたら冒涜になるからなあ。

 しかし、こんな漫画が成り立つのだから、僕たちは大丈夫ですよね!

 アドラーに、乾杯!!!


 (しかし、タカヒムスヒノテヅカノオサムシノミコトの、「写楽保介あんど和登サン」のほうが、語呂としては完全にうえだよなあ。ヒュウルンルンヒュウウルンルン、キソウテンガイ)

2010-08-19

[][][]滑って転んでおおいたけん~~ジェイソン・グッドウィン『イスタンブールの群狼』ハヤカワ・ミステリ文庫 19:43 はてなブックマーク - 滑って転んでおおいたけん~~ジェイソン・グッドウィン『イスタンブールの群狼』ハヤカワ・ミステリ文庫 - 蜀犬 日に吠ゆ

 ミステリを読まないことは、時間を有効に使う技術の一つであると信奉しているわたくし母里ですが、まあオスマントルコ改革期の1836年、イスタンブルで近衛新軍士官の惨殺死体が連続発見されるとなると食指が……

 事件は1926年に廃止されたイェニチェリに関わる、と主人公である白人宦官ヤシムは調査しますが、つぎつぎ起こる猟奇殺人や新キャラの連続投入や、たまのアクションシーンを読んでいて、これはミステリなんだろうかと疑問を持ちましたが、ちゃんとミステリ仕立てでした。で、最後のアクションはないのな。

 作者はオスマントルコの歴史家で、小説はこの作品が初めて。日本では佐藤賢一的な感じなのでしょうか。イスタンブルやイェニチェリ殲滅の顛末などに関する蘊蓄は、大変ためになりました。『血と砂』のような前線では、マムルークが幅をきかせていましたが、首都はまた異なる様子。あと、ヤシムが料理をすることや市場(バザル)の食べ物の話なども興味深く、謎解き云々よりもそちらが「ためになる」本であったと言えましょう。やっぱし、みんな飲んでるよなあ……アルコール飲料を。

http://katawareboshi01.g.hatena.ne.jp/mori-tahyoue/20090816/1250408898

http://katawareboshi01.g.hatena.ne.jp/mori-tahyoue/20090820/1250771299

2010-04-07

[][][]アガサクリスティー『予告殺人』クリスティー・ジュニア・ミステリ 早川書房 20:59 はてなブックマーク - アガサクリスティー『予告殺人』クリスティー・ジュニア・ミステリ 早川書房 - 蜀犬 日に吠ゆ

 よみました。とりあえず、この三冊で一段落。

予告殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 4)

予告殺人 (クリスティー・ジュニア・ミステリ 4)