蜀犬 日に吠ゆ

2012-10-01

[][]10種雲形 19:53 はてなブックマーク - 10種雲形 - 蜀犬 日に吠ゆ

第一章 雲

1-1 すべての基本、雲の見分け方をおぼえよう
気象観察の基本 10種雲形

 雲は、形や高さによって10種類に分類されます。この分類の仕方は「10種雲形(しゅうんけい)」といって国際気象会議で決められたもので、世界中で使われているやり方です。この10種雲形では、まず雲を発生する高さによって上層雲(温帯地方での発生高度5~13km)、中層雲(2~7km)、下層雲(地面付近~2km)の3つにわけます。そのうえで、形によって上層雲を3種類、中層雲を3種類、下層雲を4種類にわけます。これで合計10種類というわけです。

武田康男『楽しい気象観察図鑑』草思社

第一章 雲

1-1 すべての基本、雲の見分け方をおぼえよう
気象観察の基本 10種雲形
雲の高さの分類正式名称俗称・通称雲粒の種類
上層雲巻雲すじ雲氷晶
 巻積雲うろこ雲、いわし雲水滴または氷晶
 巻層雲うす雲氷晶
中層雲高積雲ひつじ雲、むら雲おもに水滴
 高層雲おぼろ雲おもに水滴
 乱層雲雨雲、雪雲水滴と氷晶
下層雲層積雲うね雲、曇り雲水滴
 層雲霧雲水滴
 積雲わた雲、にゅうどう雲おもに水滴
 積乱雲雷雲、にゅうどう雲水滴と氷晶
武田康男『楽しい気象観察図鑑』草思社
楽しい気象観察図鑑

楽しい気象観察図鑑

2010-10-06

[][]結局経済学はわからない~~小塩隆士『高校生のための経済学入門』ちくま新書 20:37 はてなブックマーク - 結局経済学はわからない~~小塩隆士『高校生のための経済学入門』ちくま新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

 数式の出てこない経済学の、知識はあるのです。需要と供給曲線からなる市場メカニズムとか、セイの一般法則とか、ケインズの有効需要理論とかね。

 ですから、この本に書いてあることはだいたい理解できました。しかしそれでも、経済学というものの形が見えてこないんですよね。当然、数式やれ、ということになるのでしょうけれども。

高校生のための経済学入門 (ちくま新書)

高校生のための経済学入門 (ちくま新書)

 猫猫先生が「経済の論なら優秀な人がよってたかってやっているわけだから、結論は出るはずなのであり、もし出ないとしたらそれは経済学が役に立たない」というのにも一理あって、結局経済学は統一された理論なり研究原則なりがまだないのでしょう。アダムスミスなどの古典派にしても、ケインズ以降の近代経済にしても他の学問に比べるとどうしても日が浅い領域ですからね。

2009-11-30

[][]自由は心の科学~~森博嗣『自由をつくる 自在に生きる』集英社新書 22:10 はてなブックマーク - 自由は心の科学~~森博嗣『自由をつくる 自在に生きる』集英社新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

 森先生は「MLA」ばかり読んで小説にはほぼ興味がないのです。すみませんね。あと「変問自在」も読みました。

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

自由をつくる 自在に生きる (集英社新書)

 で、森先生いつものはなし。

 さて、そもそも自由とは何なのか?

 辞書を引いてみよう。この言葉の意味を知らない日本人はいないと思う。英語では、freeやfreedomである。freeは「無料」の意もあって、つまりは(お金を払うなどの)「制限を受けないこと」を示す。日本語の「自由」は、英語とは本来ニュアンスが違っていて、「自在」に近いようにも思う。すなわち、「思うがまま」という意味だ。「剣豪が刀を自由に扱う」というふうに使われる。

森博嗣『自由をつくる 自在に生きる』集英社新書

 まさにこのとおりで、自由というのは、「空を自由に飛びたいな」「飛べばいいじゃん」の世界であるべきでしょうね。それを、「私が空を飛べないのは誰それのせいだ! 誰それが悪いから私は飛べないのだ!」的な無駄事を主張する人がいて、私などは辟易する。飛びたいなら飛べばいいし、現代日本て、人類の歴史の中でもかなり自由に近いと思います。


 本当に自由になるためには、科学を自分の物にしなければならない。

仏教は心の科学  (宝島社文庫)

仏教は心の科学 (宝島社文庫)

2009-06-17

[][]扉を開けて、その先は?~~鎌田浩毅『地学のツボ』ちくまプリマー新書 20:15 はてなブックマーク - 扉を開けて、その先は?~~鎌田浩毅『地学のツボ』ちくまプリマー新書 - 蜀犬 日に吠ゆ

 京都大学の教養科目「地球科学入門」の講義をベースにした地学案内。

地学のツボ―地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書)

地学のツボ―地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書)

 先日の『負けない』につづき、またまた納得のいかないちくまプリマー新書。今回は、内容はよかったのですが、不満が残りました。

 それはすなわち、本書の内容は、私がだいたい雑学的に知っていたことが多かったからです。大気の大循環やプレートテクトニクス理論は高校の地理でも触れる内容ですし、太陽系や月の出来方の話は学研漫画の知識で十分な感じ。

 しかし私はそれを体系的な「地学」として理解したいのに、そういう願いは叶えられなかったのが不満なのです。それで思ったのは、こういう入門的な本には、巻末に「もっと知りたい人への読書案内」的なリストをつけるべきではないでしょうか。事実そういう本もあって、別にリストの本を読破したりはしませんけれども、地学の専門の本って、地の本なら地波のグラフがでてきたり、天体の本ならスペクトルがどうのとかハードルがいきなり高くなるんですよね。そういう部分への橋渡し的な本があるのかもしれませんが、その位の本を知りたいのです。こういう新書を読んで、「もうちょっと先」へ生きたい人に冷たいなあ、というのが今回の感想。