2016-12-26
■ [筆記][FT][D&D]マイケル・ウィットワー『最初のRPGを作った男 ゲイリーガイギャックス』ボーンデジタル 

最初のRPGを作った男ゲイリー・ガイギャックス〜想像力の帝国〜
- 作者: マイケル・ウィットワー,加藤諒,柳田真坂樹,桂令夫
- 出版社/メーカー: ボーンデジタル
- 発売日: 2016/06/30
- メディア: 単行本
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2008年、ゲイリー死去。"D&D"は、私にとっては高嶺の花であり、また良い冒険者ではなかった私にとっては複雑なルールを強いる厳かな存在でもありました。つまり、あまり思い入れがない。
しかし、衝撃はありました。いまだに(ゲームをしなくなったのに)こうした話題にこだわるくらいに。
読んで印象に残ったこと。
一つには、「ロールプレイングゲームの達人」「RPGなんてこわくない」などでつくられた、私のD&D誕生秘話には、名前のある人物としてゲイリーしか登場しなかったのですが、実際にはデーヴ・アーネソンの才能がふんだんに発揮されてこのゲームがつくられたこと。
もう一つ、ゲイリーの物語が、華やかな冒険とあまたの仲間たちとの出会いによって彩られ、そして知的財産をめぐる訴訟と裏切り、別離の繰り返しで色あせてゆく様です。
完全にどさくさですが、こうしたゲームをRPGと読んだのは、「2番目」として名高いT&Tだという話にはクスッとしました。
レベル3
皮肉な話だが、TSRの停止命令手紙作戦によって、模倣商品で小商いをしていた人々は「D&D型のゲームをさす一般的な名称」を発明した。(中略)TSRの「著作権違反で訴えるぞ」という脅しを受けた後、『トンネルズ&トロールズ』のフライング・バッファロー社は広告からD&Dにたいする言及を全て取り外し、D&Dや他のTSR製ゲームのことは「他のファンタジ・ロールプレイング・ゲーム」と呼ぶようになった。この語の初出は一九七六年八月一日のメタゲーミング・コンセプツ社カタログに載った『トンネルズ&トロールズ』広告である。こうしてロールプレイング・ゲーム(RPG)という語が生まれた。
マイケル・ウィットワー『最初のRPGを作った男 ゲイリーガイギャックス』ボーンデジタル
TSR って知財権や販売ライセンスにうるさい会社のイメージがどうしてもありますが、その会社の成り立ちを見るとそれもしかたないことなのか、と納得します。というか、知財権をきちんと確保するのは大切なことです。
2014-06-02
■ [書留][歴史][D&D]角川歴彦という男 
きちんとまとまってから記事を書きたいものだと思っていましたが、そんなことをいっていたらいつまでたっても何もかけません。2011年4月(たぶん)の朝日新聞記事を書き起こしてみます。
角川グループホールディングス会長 角川歴彦さん(67歳)
大衆を信じる情報革命の旗手
東日本大震災後、友人の作家に「発言すべきではないか」と提案すると、「10年待ってほしい」と言われたという。「良心的だとは思う。この震災を咀嚼して考えをまとめるにはそれくらいかかる。ただ20世紀はそれでよかったが、今は通じない」
10年どころか1年先も見通せないデジタル革命の中で、国内有数のビジョナリー(先見的経営者)と評される。
2005年末に登場したユーチューブに映画などの違法投稿が相次ぎ、権利者に敵視されていた時期から提携を提案。08年に公式ページをユーチューブに設置して同社アニメ作品を無料公開した。注目されたのが、同社作品を基にファンが投稿した二次創作の扱いだ。著作権侵害でも一律削除はせず、一つ一つ内容を確認して原作者らと話し合い、多くの作品を公認した。
日本の著作権法は、権利者の要請を受けてネットに厳しく改正されてきたが、それと対照的な姿勢だ。その根本には、変化を恐れない積極性と大衆への信頼がある。
「いま進行中の『ソーシャル革命』では、大衆が互いに情報を発信し受信する。その芽はアナログ時代にもあった。芥川賞のような新人賞がそうだし、私たちもライトノベルで新人発掘に力を入れてきた。大衆が生みだすものを私は信じてきました。」
80年代にロサンゼルスを訪ねた際、案内役の商社マンが「断絶していた父子の会話が『ダンジョンズ・アンド・ドラゴンズ(D&D)』のおかげでよみがえった」と話すのに感銘を受けた。D&Dはロールプレイングゲーム(RPG)の元祖で、「ドラゴンクエスト」などの源流だ。ドラクエでコンピューターが務めるゲームマスターをD&Dでは人間が受け持つ。複雑な台本とゲームのプラットフォーム(仕組み)の上に、プレーヤーやゲームマスターの豊かなコミュニケーションが生まれ、プレーごとに異なる物語が紡がれる。
「いまソーシャルと呼ばれている現象を理解する原点がD&Dでした。原作をプラットフォームにしてコミュニケーションが生まれ、さまざまな人が多彩な二次創作を紡ぐ。人々に広く開かれていることで生まれる豊かさがあるのです。だから原作者の権利を厳格に守る著作権法のあり方には疑問がわく」
角川グループは、出版、映画、コミックなどコンテンツ産業の集合体。中核となる角川書店と角川映画を今年1月に合併させた。
「iPadの出現で、全てのコンテンツがデジタルの上にまとまると確信した。例えば『時をかける少女』は小説も映画もアニメも一つのデータベースに載るだろう。そうした時代に合わせて、コンテンツも当然進化する。その変化に対応するのに、組織は柔軟な方がいい」
ここでも鍵は大衆だ。
「組織は大衆の声を聞けるようにしておかないといけない。いまネットの集合知と呼ばれる大衆の声は、いずれ巨大知へと進化し、そこから得られる情報が今以上に重要になっていくはずですから」
文・丹治吉順
写真・麻生健
b3面に続く
「フロントランナー」『朝日新聞be』
ここで力尽きました。
2010-01-22
■ [筆記][FT][D&D]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』3 角川つばさ文庫(その5) 
- 宝石の寓話 露見した裏切り者 タッスルの窮地
- 囚われの女のもとにゆく。
- 子供たちを監視するはずの赤竜フレームストライクは、自分の子竜を戦いで失った悲しみから、人間の子供たちに愛情をもって接している。
- これも、夜の言葉のようではないですね。まあもちろん、人間がハツカネズミを愛するくらいには、ドラゴンが人間を愛してもいいけれど。
- 子供たちを監視するはずの赤竜フレームストライクは、自分の子竜を戦いで失った悲しみから、人間の子供たちに愛情をもって接している。
- タッスルはフィズバンによってドラゴンランスの絵画を見せられる。
- フィズバンは未来を知っているかのような描写で伏線を張りまくっていますが、これ全部回収できるのでしょうか。それと、黒竜編の冒頭、「憩いのわが家」亭で青水晶の杖について言及した老人も、このフィズバンだったでしょうか…
- 一行は、ドラゴン卿に刃向かったシーク教の司教、エリスタンに面会する。ゴールドムーンは瀕死の司教を癒やす。
- タニスは、スタームからエーベンとギルサナスが姿を消したことを知らされる。
- どちらかが裏切り者、ということ。風雲急を告げる。
- 赤竜エンバーは裏切り者から報告を受ける。
- 裏切り者は、ヴェルミナァルドではなく邪竜のしもべとして、緑宝石の「永遠の男(エヴァーマン)」の秘密も知らされている。スパイの容疑でパックス・タルカスに連行された男がそれだと気づいたエンバーは、ヴェルミナァルドに隠して男を連れ出す計画を立てる。
- 囚われの女のもとにゆく。
- 問い 答えなし フィズバンの帽子
- エーベン、ギルサナス、レイストリンは一行とは別行動をとっていた。裏切り者がわからないまま、囚人解放計画が始まる。
- タッスルとフィズバンは赤竜エンバーの餌と決まったどぶドワーフのセスタンを救出するが、フィズバンが帽子を落としてしまい、パイロス(エンバー)に気づかれる。
- 一行は子供たちを先に脱出させようとするが、ドラコニアンの衛兵に気づかれ、戦闘となる。
- 同時に、タッスルたちはエンバーに追われて「鎖室」に逃げるが、ドラゴンの火で鎖は焼き切られる。
- マータフルール 魔法の剣 白い羽毛
- 一行は赤竜マータフルール(フレームストライク)の部屋にはいる。
- タニスがキス=カナンから譲られた魔剣ワームスレイヤーが、ドラゴンに反応してうなりだし、マータフルールの怒りを誘う。しかしマータフルールは錯乱し、子供たちの声が聞こえている間は戦うことができない。
- 鎖を切られたタッスルとフィズバン、セスタンは鎖室を落下する。地面に激突する前に、フィズバンは魔法で羽毛の塊になり、タッスルとセスタンは無事に最下層にたどりつく。
- 裏切り者エーベンは囚人達を煽動して混乱を誘い、それに紛れて「緑宝石の男」ベレムを要塞の外に出そうとする。
- ヴェルミナァルドは魔法の槌矛ナイトブリンガーを持って戦闘の準備をし、パイロスにまたがり囚人達による反乱軍の殲滅を始める。
- 「ドラゴンへの恐怖」が囚人達を襲い、誰も身動きができなくなる。
- エーベンとベレムの脱出に気づいたスタームとレイストリンが二人を追い、ベレムの秘密の部分を見る。
- 「その胸の中央に、肉を貫いて、まばゆい緑の宝石が埋まっている! 大人の握りこぶしほどもあるその宝石は、陽の光を受けて、輝かしくも恐ろしいきらめきを発した――神聖ならざる光だった。」
- 「「このような魔法は見たことも聞いたこともない!」レイストリンが畏れに打たれてささやいた。」
- 結構レイストリンは何も知らないのではないかと邪推。「魔法」と「世界の知識」は別技能ですしね。
- 「鎖室」の仕掛けが動き、パックス・タルカスの門が大石でふさがれ、エーベンとベレムはその下敷きになる。
- ヴェルミナァルドは囚人達を脅迫し、人質の子供たちを殺すことを宣言する。
- 錯乱したマータフルールはドラゴン卿の言葉に過剰反応し、ヴェルミナァルドとエンバーとに襲いかかる。
- ドラゴン同士の戦いで、ヴェルミナァルドはエンバーから振り落とされて地上に落ちる。
- ドラゴン卿 マータフルールの子供たち
- ヴェルミナァルドに挑むのはスターム(騎士)、タニス(ハーフ・エルフ)、レイストリン(魔術師)、キャラモン(大男)。
- まあ妥当なメンバーですね。リヴァーウィンド(戦士)はなんでサボってるのか?
- 予想では、ゴールドムーンの護衛に回っているのでしょう。
- フリントはなんでサボっているのか?
- 分かりません。あとから戦闘に参加するのでしょうか? 「ドラゴンへの恐怖」から復帰できてなかったりして。
- まあ妥当なメンバーですね。リヴァーウィンド(戦士)はなんでサボってるのか?
- ヴェルミナァルド最初の攻撃は……魔術師!
- 当然だ! なんでレイストリンは前列に出てきますか? AC9のくせに! 「暗黒の女王」から得た魔法でレイストリンは倒れる。
- キャラモンがかばうが、逆にナイトブリンガーの能力「ミッドナイト」で盲目とさせられてしまう。
- タニスの攻撃は受け流され、タニスも地面に倒される。
- スタームは攻撃前に敬礼を行うが、ヴェルミナァルドは鉄針を魔法の触媒として、騎士の動きを重くする。
- なんだこのパーティ。連携が駄目だし、ロールプレイを気にして戦闘が疎かになるパターン? 逆に、こういうちぐはぐな一行がお互いの信頼を培っていくのが「ドラゴンランス」の物語なのでしょうか。
- ゴールドムーンが戦闘に参加。
- まあこのひとが主役ですからね。
- 「暗黒の女王」は、ミシャカルが近づいてきたことを知り、ヴェルミナァルドへの魔法の援護を打ち切る。
- リヴァーウィンドが戦闘に参加。ナイトブリンガーの「ミッドナイト」攻撃を受けるが、盲目になりながらもヴェルミナァルドに反撃。しかし鎧で防がれる。
- ドラゴン卿の、他人を威圧するかぶとは実践向きではなく、リヴァーウィンドにとどめを刺せない。
- タニスがキス=カナンの魔法の刃で鎧を貫いてヴェルミナァルドに深手を負わせる。動きの止まったヴェルミナァルドに、各人が次々と攻撃を加える。
- 同じ頃、マータフルールはパイロスに決死の体当たりを試みて相打ちになる。
- ヴェルミナァルドに挑むのはスターム(騎士)、タニス(ハーフ・エルフ)、レイストリン(魔術師)、キャラモン(大男)。
- 婚礼
- リヴァーウィンドとゴールドムーンが婚礼を挙げる。
- 平原の民のしきたりではなく、あたらしい儀礼で。ミシャカルに仕えることになった司教エリスタンの進行のもとに。
- 宴会の席で、スタームとタニスは大石に押しつぶされたはずのベレムの姿を見るが、男はすぐに姿を消す。
- リヴァーウィンドとゴールドムーンが婚礼を挙げる。

- 作者: マーガレットワイス,トレイシーヒックマン,ともひ,安田均
- 出版社/メーカー: アスキーメディアワークス
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総じていえば、スラ=モリ探索などの冒険やヴェルミナァルドとの戦闘などは手に汗握るものがありましたが、前半のタニスとローラナの鞘当てやキャラモンの勘違いなどの挿話は鼻白むものがありました。フレームストライクも変な設定ですが、この一行の戦力ではまだドラゴンとは戦えないのでしょうから、以降の展開に期待する、といったところですね。
2010-01-21
■ [筆記][FT][D&D]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』3 角川つばさ文庫(その4) 
- タニスとローラナ
- エルフの王女ローラナはタニスの下を訪れ、タニスはキティアラへの思いを語る。
- というか、この辺の展開はもっさりしていると思います。黒竜編のスピード感が懐かしい。
- エルフの王女ローラナはタニスの下を訪れ、タニスはキティアラへの思いを語る。
- 旅立ち 一行の決心
- エルフの宴会
- クォリノスト撤退の計画が明かされる。
- エルフ撤退の時間稼ぎのため、パックス・タルカスに捕らえられた囚人達の解放計画も再開される。
- タニスとレイストリンは軍隊言葉(キャンプトーク)で秘かに会話する。
- キャラモンを除いてみんなレイストのことが嫌いなのに、タニスは結構レイストリンを頼りにしますね。
- そしてレイストリンは断片的にしか情報を発しない。
- キャラモンを除いてみんなレイストのことが嫌いなのに、タニスは結構レイストリンを頼りにしますね。
- 一行はエルフを信用しない。タニスはエルフの肩を持って逆上する。
- 疑い 待ち伏せ 新しい友
- 旅の準備
- エルフの用意した「クィス=パ」(鉄の糧食)とは、干した果物。レンバスとどっちがましでしょうか。
- ギルサナスの案内で「スラ=モリ」(秘密の道)を目ざす。
- 途中で、ドラコニアンとの戦いで負傷した人間の傭兵エーベン・シャターンストーンと合流。
- 一行は誰かからつけられている
- 旅の準備
- つのる疑惑 スラ=モリ
- スラ=モリとは、昔のエルフの王キス=カナンの霊廟。かつてエルフとドワーフが協働して建設した巨大要塞パックス・タルカスへの抜け道がある。
- スラ=モリの入り口で野営。ゴールドムーンはキャラモンに、彼がティカに迫らないようにと忠告する。
- (先祖の間)に入り、玉座に座ったまま朽ちはてたキス=カナンの姿を見る。
- 巨大なめくじに襲われる。ローラナが先祖の間に入ってきてなめくじに攻撃されれる。
- フィズバンはファイヤボールを覚えていない。レイストリンにはまだ扱えない。
- レイストリンは、なんですか2レベルマジックユーザー?
- レイストリンのエネルギー・ボルトがなめくじを一撃! しかしダメージはほとんど無し。
- 役にたたねえ。
- なめくじの酸で剣を溶かされたタニスは夢中でキス=カナンの剣を引き抜き、なめくじに斬りかかる。
- なめくじは通路の奥に姿をかくす。
- これから世界を救おうという勇者の一行が、なめくじに勝てないというのも、悲しいものがありますね。黒竜も、青水晶の杖で倒したようなものですからねえ。
- なめくじは通路の奥に姿をかくす。
- フィズバンはファイヤボールを覚えていない。レイストリンにはまだ扱えない。
- ついてきてしまったローラナも一行に合流。
- 前にも書きましたが、これでパーティ総勢13人! 捌ききれないでしょう。
- 近衛隊 鎖室
- レイストリンが邪悪を警告する通路に一行は進む。エルフの裏切りを疑う一行は、ギルサナスを先頭にして歩かせる。
- マーチングオーダーでもめるなんて、厳しいですね。これじゃ戦闘に全力を注げるわけもないか。
- ついでにレイストリン(明かり)も戦闘を歩く。
- 「杖はぼくしかさわれませんよ」というか、みんなレイストのことが嫌いなわりに、誰もトーチやランタンをもちたがらないという、なんというかもうね、ひどいね。
- エルフ王家の(近衛兵)の納骨堂にはいる。近衛兵は死後も王の護衛を行う。
- ゴールドムーンのもつミシャカルのメダリオンで戦闘を回避。
- パックス・タルカスの門を花崗岩でふさぐ、伝説の(鎖室)に入る。
- キス=カナンの財宝室の扉を開け、守護者である黒エルフ(ドロウ)の霊魂が鎖室に出て来る。
- 魂を奪う叫び声を避けるために、一行は部屋を脱出。
- レイストリンが邪悪を警告する通路に一行は進む。エルフの裏切りを疑う一行は、ギルサナスを先頭にして歩かせる。
- 迷う 計画 裏切り!
- タッスルとフィズバンは鎖を登るかたちになり、一行からはぐれる。
- フィズバンの明かりはウィル・オ・ウィスプ。意志を持っているかのように動く。そして、暗いところが嫌い! 役にたたねえ。
- ギルサナスが囚人解放の計画を一行に説明する。
- ヴェルミナァルドと赤竜エンバーがクォリネスティ攻撃に出ていった隙を突き、まず女囚・子供の人質を解放。その日時を囚人達に伝えておいて、相呼応するかたちで反乱を起こし、パックス・タルカスから脱出する。
- タッスルとフィズバンはドラゴン卿ヴェルミナァルドの部屋の上に辿りつき、部屋の動静をうかがう。
- 赤竜エンバー、またの名をパイロスというヴェルミナァルドの騎竜は、暗黒の女王からヴェルミナァルドを監視する任務を帯びており、またドラゴン卿にも秘密の任務をもう一つ持っている。
- 暗黒の女王は、(永遠の男 エヴァーマン)と呼ばれる男をアンサロン大陸から見つけ出すことであった。邪竜たちはその男を(緑宝石の男)と呼び、人間としての名はベレムである。
- パイロスは人間に姿を変え、ヴェルミナァルドとともにトード長官が捕らえた囚人を検分する。
- ドラコニアンが「裏切り者がミシャカルの僧侶を要塞内に引き入れた」と報告する。
- タッスルとフィズバンは鎖を登るかたちになり、一行からはぐれる。

- 作者: マーガレットワイス,トレイシーヒックマン,ともひ,安田均
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2010-01-18
■ [筆記][FT][D&D]ワイス、ヒックマン『ドラゴンランス』3 角川つばさ文庫(その3) 
- 奴隷護送隊 不思議な老魔術師
- 一行とギルサナスは檻車に入れられ、パックス・タルカスの鉱山に送られることになる。
- エルフの脱出を手引きした鍛冶屋のテロスをゴールドムーンが癒やす。
- ゴールドムーンの目標は「指導者」を探すこと。
- 魔法使いフィズバンが捕らえられ、車に乗せられて一向に合流する。
- フィズバンはfizz-bang。(じゅう、ぼんという擬音。)
- 救出! フィズバンの魔術
- エルフの救出隊が奴隷護送隊を急襲。
- フィズバンが火の玉(ファイヤーボール)で檻を壊す。
- D&Dでいうなら(ドラゴンランスはAD&Dなのだそうで、そっちはわかりません。)、第3レベル。称号は霊能者(コンジャラー)以上ということになりますね。
- エルフの森に連行される。
- (太陽の評議長)
- エルフの都クォリノストにたどりつく。
- 都の中心(太陽の塔)でエルフの王と会う。
- エルフは、ドラゴン軍の進撃によりクォリノストを放棄することを決めている。
- エルフの永遠を信じていたタニスは衝撃を受ける。
- 太陽の塔で、ギルサナスがパックス・タルカスの襲撃に失敗したこと、ソレースはドラゴン卿ヴェルミナァルドによって滅ぼされたことを報告する。
- ミシャカルの癒し手ゴールドムーンを、評議長ソロスタランははじめ認めないが、メダリオンの力を浴びて信じるようになる。

- 作者: マーガレットワイス,トレイシーヒックマン,ともひ,安田均
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